悪い弁護士の増加

悪徳弁護士

  友だちとすべき職業に医師と弁護士がある。それは昔の話で、藪医者と悪徳弁護士が増えてきているから、お世話になるときには良く気をつけないといけない。消費者センターに寄せられた弁護士に対する苦情は10年前の7倍にもなっている。利益ばかりを優先する弁護士の姿、暴力団と関係する犯罪につながっている実態が浮かび上がってくる。

 


  弁護士法第1条には、「弁護士は基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」とあるように、弁護士は正義の味方であるはずだ。グレーゾーン金利の廃止から、利息の過払い金返還に関するものが多く、返還された過払い金をそのまま着服している弁護士が増えている。


   違法な業者と手を組んだとして訴えられた弁護士もいる。借金と返済を繰り返してきた中小企業主に、ある貸金業者は「過払い金が戻ってくるはずだ、いい弁護士を紹介する」と持ちかけ、ある弁護士と契約を結んだ。その後、弁護士から呼び出されて、過払い金だとして600万円の現金を受け取った。そこに貸金業者が現れて250万円請求されたという。弁護士を紹介して報酬を受け取ることは違法であり、弁護士が業者を通じて客を集めることも法律で禁止されている。弁護士と業者は手を組んでいた。

   弁護士業界の規制緩和で、広告が解禁されたり、報酬が自由化されたりしたことで弁護士の間で競争が激しくなっている。さらに、司法制度改革によって弁護士の数が急増したことで都市部を中心に過当競争が起きているのだ。一部の弁護士が利益ばかりを追求し、闇社会と繋がる弁護士が増えている。

   会社を設立して銀行から融資を引き出す。資金が集まったところで、暴力団関係者の依頼を受けた弁護士が「会社は倒産するので、融資の回収は自分を通してほしい」と銀行に通知する。弁護士が交渉の窓口になったところで、暴力団関係者は資金を持ち逃げするという偽装融資が典型的な手口だ。専門家という種族が信頼できない時代になってきている。
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