2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

疲弊した日本の仕組み

疲労した組織 今から100年前の1912年は明治の最後の年で、大正の始まる年だった。それは明治45年だから、今年は明治145年となる。明治維新の頃は、漸く小規模な水力発電が始まったばかりで、未だ東京の町はガス灯が支配していた。文明開化の掛け…

ゲームの理論と環境問題

ゲームの理論 ゲーム理論は利害の必ずしも一致しない状況における合理的意思決定を考えるための数学理論であり、1944年に数学者フォン・ノイマンと経済学者モルゲンシュテルンの書物「ゲームの理論と経済行動」によって世に知られた。その後、経済学、経営学…

負の文化遺産

1945年1月27日 67年前のこの日は北から進軍してきたソ連軍によって、アウシュビッツ強制収容所が開放された日だ。敗戦を予想したドイツ軍は施設のすべてを破壊して、忌まわしい歴史を完全に消し去ろうとしたが、生存者7500人とかなりの建物が残…

激動の昭和43年

激動の1968年(昭和43年) 1968年3月に何が起きたか フランスの5月革命は、中国における文化大革命とともに世界的な動乱の引き金となった。きっかけは1968年3月22日で、ベトナム戦争反対を唱える国民委員会5人の検挙に反対する学生運動に発展、ソルボ…

財政危機の解決方法

ユーロ危機の解決法 ユーロ危機の本質 計画経済の社会主義の幻想が砕かれ、自由主義の米国型資本主義も行き詰まり、通貨統一の理想で市場経済に多少の計画性も持ち込んだユーロ体制も危機に瀕した。日本型の官僚資本主義とも呼ばれる試みもバブルで崩壊した…

希臘化するか

ギリシャのようになる このまま放置すればギリシャのように、日本は財政破綻するから大増税するという論理だけしか説明がない。先ずはもっともらしいこの話は本当なのだろうか。今から10年前の2002年にも、日本の国債は格下げされてギリシャと同じレベ…

一直線で増税へ

増税へ一直線 社会保障と税の一体改革 民主党議員の40%近くが反対しているが、いよいよ政府は押し切って、改革案を閣議決定に持ち込んだ。政府の広報には「この国の歳出が増えている部門は、専ら社会保障費何です」とか「増税をしたくてするのではなくて…

どうでもいいんかい

どうでもいいんかい どうでも委員会 内閣が始めた会議が1年間でなんと大小50以上もある。法律的な根拠のある審議会と違って、あくまでも内閣の私的な委員会だから首相の話し相手程度のものばかりで、政権を励ますサロンみたいなものだった。メンバーの人選…

新たな枠組み

世界は新たな枠組みへ グローバルな視点 20世紀末の冷戦終結後、政府の最終形態は自由民主主義と言われていた。しかし、中近東からアフリカ北部に広がるアラブのイスラム系国家は、欧米中の社会とは異なるものと思われていた。ところがチュニジアのある街頭…

人類滅亡の年

地球滅亡の年 映画「2012」 2008年1月にフォトン・ベルトについて記事を書いている。これによると地球が次にこの空間に突入するのは2012年12月22日の冬至で、その時には強力なフォトンによって、人類の遺伝子は破壊され、電磁波障害で通信機能は麻痺してしま…

辰巳天井

辰巳天井の年 辰巳天井の年だから、1988年バブル絶頂、2000年ITバブルのように、政府と日銀が足を引っ張らなければ2012年復興バブルと行く可能性もある。ただ、米国大統領選挙の年だから、円安誘導介入はしにくいだろう。腰を折るのではなく、若…

ビジネスの神髄

ドラッカー先生の神髄 ドラッカー先生の道 サラリーマンなら誰でも一度は手に取ったことのあるドラッカー先生の本である。いろいろあるが、「マネジメント」がそのエッセンスであり、仕事に悩んだり行き詰まった時に手にすると道が開けるかもしれない経営の…

平成24年賀正

謹賀新年2012 2009年の元旦の当ブログで、1868年の明治維新、1945年の昭和維新に続いて、2009年は平成維新の第一歩と呼ばれるような姿になっていくことが期待を込めて語られている。族議員と官僚に支配されていた日本の政治機構の解体が進み、新しい日本…