2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

副の付くポスト

議会制民主主義の確立 副大統領、副大臣、副社長、副部長、副学長など副のつくポストは様々であるが、その殆どは窓際的なポストで、居眠りしていても問題は起こらない。米国の大統領の名前はほとんどの人が知っているが、副大統領は知らない人が大部分である…

WBC2連覇

WBC瞬間最高視聴率45.6% 全9試合のうち、7勝2敗で日本はWBC優勝国となった。韓国と5試合、キューバと2試合、中国と米国と1試合というのも、1次リーグからの全参加国が16カ国であるから、はなはだ偏った組み合わせということとなる。日本での大方の評論…

特捜部の記者会見

東京地検特捜部の苦悩 WBC優勝のことで陰に隠れてしまったが、民主党代表の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で秘書を起訴した理由について、80分間にも及ぶ異例の記者会見を東京地検特捜部が開いた。「収支報告書の虚偽記載は、国民を欺き、政治的判断…

家康と中国

徳川家康ブーム 「鳴かぬなら鳴くまで待とう不如帰」の徳川家康の生き方が、いま中国人に持てはやされているという。機が熟するまで辛抱強く待つと云う家康の忍耐力の強さを表現した言葉である。家康の生涯を描いた小説家山岡荘八の長編著作「徳川家康」が中…

特権階級をなくせ

特権階級 「失礼、怒りで喉がつまった」とオバマ大統領が発言したAIGの巨額ボーナス支給問題である。すでに18兆円もの公的資金を注入しているから、全米で非難ごうごうであることは理解できるが、元をただせば、資金の注入に対する条件が甘かったということ…

ETC狂騒

ETCのからくり 月末から開始される高速道路の料金割引を受けるために必要なETC機器が、各地で売り切れ状態になっている。手にすることのできない利用者からは不公平だとの声が出ている。今なら機器購入で助成金5250円が出るからだ。これは有難いなどと国に感…

上司にしたくない人トップ

上司にしたくない人 選挙なしで3代続いた首相の支持率は、野党側に向けた頂門の一針で多少は持ち直したが、依然として10%台のものである。「支持率など見てはいない。各社によっていろいろ違うから、あまり気にしていない」と当の本人はコメントしている。見…

風邪薬が買えない

薬事法改悪 「消費者保護を大義名分として」とか「規制強化の企み」とか言うタイトルで、すでに昨年たびたび指摘したことであるが、この6月1日から、普通の薬、即ちほとんどの家庭常備薬が、ネットや通販やカタログ販売で買えなくなる。詳しくは、「貞子ちゃ…

寄付について

寄付の考え方 いつものことであるが政治家と献金のことで揺れている。標準的な議員の収入は給与2200万円、助成金1000万円、政党から800万円で年間4000万円という。政治活動に使う支出は標準的には、7名の秘書には3500万円、事務所経費5000万円などほぼ1億円…

消費税アップ

消費税の引き上げ 消費税を引き上げる前に、公務員制度改革、談合の廃止、競争入札の徹底、天下り制度の廃止、公務員給料の見直し、独立行政法人の廃止など税金の無駄遣いの徹底的な排除がなされなければならない。今のまま、引上げを実施すると国民生活は破…

詐欺みたいな値下げ

高速料金値下げのカラクリ 首相は3月28日から高速料金を引き下げ、国民の生活を少しでも豊かにしたいなどと発言して、例えば、仙台から静岡まで東京経由で料金1000円だと説明していた。この言葉は嘘であり、当面は正確には4000円ほどかかることになる。 もと…

国家の意思

光クラブ事件 光クラブ事件は1948年に東大法学部学生の山崎晃嗣が仲間の学生と設立した貸金業が引き起こした事件である。僅かな出資金と巧みな広告で多額の資金を調達することに成功する。その資金を商店や企業などに高利で貸し付けて莫大な利益を得た。1年…

キューバとの戦い方

WBCの開幕 いよいよ強豪キューバとの戦いが、明日16日の早朝に始まり、日本でも放映される。世界のおおかたの予想では前回の覇者である日本は苦戦するとなっている。キューバのカストロ氏がアジア予選での日本の戦いぶりを見て、日本の監督の采配ぶりを笑い…

救世主中国

中国は救世主となるか 5年連続して経済成長率8%の目標を決定した。おなじ8%でも、今年は内容が違う。これまでは過熱する経済を抑え込むための8%であったが、今年は落ち込む経済を何とかこの水準にまで引き上げたいというものである。これまで実際には2桁の…

消えた450兆円

失われた450兆円 世界の株式時価総額は約28兆ドル(約2700兆円)であり、この1年間で約450兆円(14%)減少した。各国の景気対策を上回るいきおいで実体経済の悪化は加速し、4月2日にロンドンで行われる予定の金融サミットの前に、国際的な金融不安が再燃す…

迂回献金の摘発

迂回献金 公共事業に関連するゼネコン汚職は、毎回のことであるが、いくら逮捕者が出ても後を絶たない。何故ならば、役人、政治家、企業ともメリットが大きいから、ばれなければいいのであると、さらなる巧妙な抜け道を見つけ出すからである。こうして税金の…

官僚支配国家

自民党に波及せず 内閣府には官房副長官というポストがあり、官房長官は大臣であるが、副長官は官僚の最高のポストであり、各省の事務次官を集めて連絡会を主催する権限を有している。この事務次官会議は首相が主宰する閣議にかける案件をまとめる機能をもっ…

定額給付金の付け

給付金という欺瞞 4か月もかかって、ようやく決まった給付金である。テレビでは支給金受取り第1号などと報道されているが、いま一度、この金の由来を考える時である。村長や町長が一軒一軒自分で回りながら、麗々しく封筒に入れた現金を配る姿が放映されてい…

オバマ氏の失速

絶対的な財政政策はない オバマ大統領の経済チームが金融対策を打ち出しても、なかなか実効が現れないで、ダウは12年ぶりに6000ドル台に落ち込んでしまった。最大100兆円の不良資産を吸収するバッドバンク構想や金融検査システムのストレステストなどを打ち…

疑わしきは罰する

疑わしきは罰せず 刑事事件の推定無罪である「疑わしきは罰せず」という原則が崩壊している。警察、検察、裁判所という司法権力は「疑わしきは罰する」という推定有罪という方向に走っているようだ。 刑事、検事、裁判官も与えられたノルマをこなして国家か…

おかしな政府見通し

政府見通し 実質経済成長率の政府見通しは2008年度マイナス0.8%、2009年度プラスマイナス0%という。つまり、事態は好転するそうである。これは来年度予算の効果を見込んでいるからと説明されている。そうであるならば、来年度予算案の審議中に次の超大…

就活の道

就職超氷河期の到来 今春の就職者の内定取り消しに始まり、来春の新卒採用の話題が出始めているが、大企業をはじめ惨憺たる採用減と予測されている。大卒の就職率で過去最悪は2003年の55%であり、この時に超氷河期と呼ばれていたが、40%ぐらいまで落ち込む…

開花予想

桜の開花予測日 3月になると卒業式のシーズンである。東京で過ごした管理人の子供の頃の印象では、卒業式は桜の蕾のころ、入学式は桜が満開のころであったが、現在では桜の満開が卒業式と重なることが多い。桜の開花宣言日はデータを見れば、3年で1日早くな…