2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ITボケ

ITボケ 対策 情報の入力、処理、出力は脳の重要な働きであるが、パソコンや携帯電話ばかり使っていると、入力に偏りすぎて、脳の機能は低下して、記憶障害などのボケ症状の恐れがあるという。電話番号や予定表は携帯が覚えているし、写真も携行しているから…

長官狙撃事件

警察庁長官狙撃事件 15年前の平成7年3月30日午前8時30分頃、国松警察庁長官が登庁するため東京都荒川区南千住にある自宅マンションの玄関から出た瞬間、突然何者かに狙撃された。4発発射された銃弾のうち3発が国松長官に命中、長官は玄関前に倒れた。最大の…

最高司令官の資質

統領運 人はそれぞれに様々な天分や才能を秘めている。生まれた時から持っているものを先天的というが、その中に史記に出てくる統領運がある。この天分を有する者は、自我が強く、生命力も旺盛で、ガキ大将的な陽性で楽天的な性格をもつようだ。諺にある「栴…

事業仕分け第2段

事業仕分け第2弾 第1弾は華々しく行われたが、その成果は期待額の5分の1であまりなかった。この原因は明確で、公開の場では首をすくめていた官僚たちは、霞が関に戻ると猛烈に各大臣に巻き返しを図ったからだ。政治主導とは言いながら、結局、各大臣たちは…

日銀の量的緩和策

広い意味での量的緩和 日銀は昨年末に実施した新型オペによる10兆円の資金供給が今月末で終了するので、新たにその限度を20兆円に倍増した。景気の下さえとデフレ退治が目的という。これは国債や社債などを担保にして市中の銀行に年0.1%の固定金利で現金…

マグロ騒動

マグロ騒動と多様性保護 農林大臣が嬉しそうな顔で、勝利の乾杯をしたなどとテレビで会見していたが、その程度の問題意識でいいのだろうか。マグロの刺身と寿司が嫌いな日本人は少ないと思うが、地中海や大西洋で捕獲されたクロマグロを食しながら、これが日…

大学の経営

企業の経営、大学の経営 まだ学生を募集している大学もあるが、ほぼ入学試験や発表も終わり、後は卒業式を終えて新学期を迎える状態となってきた。早稲田大学や明治大学など有名私大が全学統一入試をするようになってから、地方の小さな私大では、少子化に加…

白バイ冤罪事件

高知の白バイ冤罪事件 2006年3月3日に高知市で、道路を右折して横断しようとしていたスクールバスに白バイが猛スピードで衝突した事故で、そのバスの運転手が白バイ隊員を死亡させたことで、有罪となった事件である。検察側は、白バイが時速60km/h程度で走…

首都圏を揺るがした事件

地下鉄サリン事件から15年 1995年3月20日の地下鉄サリン事件から15年の歳月が過ぎた。未だに事故の後遺症で悩む人も多い。管理人は当時、新宿から大手町まで地下鉄で通勤していた。いつものように新宿駅発8時半ごろの電車に乗った。この電車は国会議事堂駅で…

海洋資源

クジラ、イルカ、マグロ 昨年から各地の映画祭で上映されていた映画「The Cove」がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した。和歌山県の太地町で昔から行われている伝統的なイルカ漁の隠し撮りと言うから、日本にとってはあまり気持ちのよいものでは…

大学校とは

大学とは違う大学校 大学校(だいがっこう)とは学校教育法第1条に規定されている大学とは異なる教育訓練施設が用いる名称である。大学校を規定する法令はない。そのため、大学校が行う教育訓練内容を規定する法令も大学校の名称の使用を制限する法令もなく…

政権交代半年

政権発足半年 鳩山内閣の支持率は発足時70%であったが、現在はその半分となっている。長年にわたった自民党政権で積み上がった負の遺産を抱えての船出は多くの困難を伴うものである。それでも政党支持率ではまだ35%前後で、自民党の20%を大きく上回っている…

郵便不正裁判

郵便不正事件 何か分かりにくい事件である。厚労省の女性局長が大阪地検特捜部に逮捕されて起訴された事件だ。その公判で、検察側の証人が捜査での供述をすべて覆してしまった。そこで検察は取り調べに当たった担当検事を証人尋問して、捜査での調書の信用性…

中国はどこへ

中国経済の落とし穴 昨年の国別輸出額で中国は、それまでのトップにいたドイツを抜いて世界一となった。今年は日本を抜いて国民総生産GDPでも米国に次ぐ世界第二となるようだ。このまま中国が世界経済の牽引車となって、リーマンショックやドバイショックで…

万博40周年

大阪万博から40年 1964年10月の東京五輪に続いて、40年前の1970年3月14日に大阪万博が開幕した。万博40周年を記念して、大阪府吹田市の万博公園内に資料館「EXPO’70パビリオン」がオープンする。旧パビリオン「鉄鋼館」のメーン施設として演奏会など…

ペダルの踏み間違い

人は誤るか トヨタ自動車の大量リコール問題に関連し、3月11日付のNYタイムズ紙が、トヨタ車の急加速の原因を「ブレーキとアクセルの踏み間違えだ」とする心理学者で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授の寄稿を掲載している。これによると、1980年…

フェイルセーフ

トヨタの設計思想 航空機は故障すればそのまま墜落する恐れがあるから、どこかで不具合が生じても、それが他へ移ることを防ぐ設計思想が採用されている。例えば4発のエンジンのうち、3発が故障しても、残りの1発は絶対の故障しない設計になっている。このこ…

失業率の改善

自ら求人開拓の攻めの姿勢 1月の完全失業率や有効求人倍率が改善した。これは民主党政権になってから、「ハローワーク」がガラリと変わった成果なのだという。 これまでの“待ち”の姿勢から“攻め”の姿勢に変わってきた結果がようやく実を結び始めた。 民主党…

デフレ脱却の策

もっと経済の勉強を 参議院予算委員会で「サミエルソンの経済学の本を購入されたそうですが、どれくらいお読みになられたか」との質問に財務大臣は正直に「10ページほど」などと答えていた。勉強しようという意欲はいいが、もう少し新しい経済学の本を読む…

日本の弱点

いつの間に抜かれたか 韓国経済は昨年、年率4%のGDP伸び率を達成したようだ。半導体だけでなく薄型テレビをはじめとする電機製品でも日本のソニーやパナソニックを上回り始めた。五輪前のサッカーでも韓国に完敗したし、バンクーバーでは日本の銀銅メダル6個…

ロシアの不振

ロシアの怒り 五輪が開催されるとテレビを始めとするマスコミが派手に報道するため、国内はまるで愛国心一色みたいとなる。五輪を国威発揚のために利用する国は世界中でも多く、純粋に競技を応援し、感動を共有しようなどという国の方が少数派だ。バンクーバ…

倒産国家ランキング

破綻国家ランク ソマリア、ジンバブエ、スーダン、チャド、コンゴ共和国、イラク、アフガニスタン、中央アフリカ共和国、ギニア、パキスタンが最も破綻しやすい10カ国である。アジアでは、13位にビルマ、17位に北朝鮮、19位にバングラデシュ、20位に東チモー…

幕末を動かしたキーマン

横井小楠の世界 幕末から明治にかけて、さまざまな人物が登場して歴史を動かしてきた。大河ドラマで放映中の坂本龍馬もその一人である。龍馬は「船中八策」とか「新政府綱領八策」を書き残し、維新後の議会制度、官僚制度など新国家建設のための大枠を描いた…

財政健全化へ

企業倒産と国家破綻 企業が倒産すると、すべて消えて清算される場合があるが、国家が倒産しても破綻国家として存続する。これまでにも多くの例がある。いま問題となっているギリシャであるが、政府債務がGDP比で100%であり、日本の170%比べるとかなり低い。…

論文盗作から見えてくること

サンマ論文 単なる論文盗用の話と思っていたが、農林水産省を起点とした仕事の丸投げの問題を含んでいた。「サンマ調査」を天下り団体の間で次々と丸投げして、最後はある大学院生がアルバイトでレポートを作成した。このプロセス自体は霞が関の仕事ではよく…

未来への展望

夢も希望も 昨年の5月と7月にレンタル世代およびレンタルビジネスについての記事を掲載した。団塊世代2世、すなわち1970年前後に生まれて、大学を卒業するころには平成不況の真っただ中だった世代である。この世代はマイホームなどには殆ど関心はなく、住ま…

国別メダル争い

メダル獲得論争 冬季五輪も終焉を迎えた。関係者はバンクーバーではメダル15個などと叫んでいた。このブログでは数個と予想したが、どうやら的中したようだ。日本選手団205人のうち、選手は半数以下の94名である。確かにコーチ、医師、役員などは必要かもし…