2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ドイツでの脱脱原発の動き

ドイツでの脱原発の挫折 1.脱原発先進国のドイツでは、この6月に太陽光発電の買取り価格を3割引き下げ、買取り対象を制限した。脱原発では料金の上昇で悲鳴を上げ、脱脱原発へと舵を切りだした。日本では脱原発を唱えないと票が掴めないから、皆、脱原発…

野田の思い

1.首相は消費税増税との駆け引きで解散したのだから、選挙の争点は増税可否の一点しかないはずだ。悪賢い野田はこれを隠して、尤もらしい新マニフェストなるカモフラージュを出してきた。社会保障、経済政策、脱原発、安全保障、改革集団という総花的で具…

ノモンハン事件の真相

スターリンのトラウマ 1.ノモンハン事件は1939年、満州とソ連の国境で起きて、教科書では日本軍がソ連の近代兵器に壊滅的打撃を受けて、 ソ連の9千人に対して、日本は5万人の犠牲者を出したとされている。ソ連崩壊後の情報公開で明らかにされたのは、事…

中国への忠告

中国との関係 1.共産党のエリート族である太子派はタカ派集団で、対日強行路線だ。経済の減速、格差拡大、腐敗増大などの国内要因の不満を回避するための格好の標的が日本だ。中国に進出している日系企業は3万社だがリスクを覚悟して対処しなければならな…

平和主義者が戦争を起こす

チャーチルの言葉 1.1938年9月のミュンヘン欧州首脳会議で、ヒトラーの恫喝外交に屈して、チェコのズデーテン地方をドイツに割譲したことが第二次世界大戦のきっかけを与えた事はよく知られている。これに味をしめたヒットラーは翌年ポーランド侵攻を始め…

名著「失敗の本質」の誤り

名著「失敗の本質」の誤り 1.名著と言われて愛読者も多い「失敗の本質」で最初に取り上げられているのがノ モンハン事件でこれを失敗の序曲と規定し ているが、ソ連崩壊後に公開された資料によれば、日本軍が壊滅的敗北を喫したので はなく、スターリンの…

デジタル化に敗れた製造業

デジタル化へ向かう製造業 1.20世紀はアナログの時代で優秀な技術を持った企業が勝利を占めた時代だった。21世紀はデジタルの時代で優秀なソフトを開発できる研究機関の時代になった。技術的にはデジよりもアナの方が日本的な細かいテクニックを要し、…

解散総選挙

政局 年内解散 野田も岡田も前原も、現在、自分たちが政権についているのは誰のおかげであるかはよく知っているはずだ。2009年の夏の選挙で采配をふるったのは小澤幹事長だった。起訴されたといって袖にしたが、その人が無罪で帰って来たのだ。それを破廉恥…

支配の機構

支配の機構 1.「下々の者たちは、何でも反対するものでございます。それでも英断されるのが名君です。あなたほど決断のできる方は、過去の総理にはいませんでした。」と。官僚たちは蔭では「こんどのバカ殿は、今まで以上に御し易いですな。はっはっは〜」…

小澤事件の虚構

小澤裁判の真実 1.検察役の指定弁護士の主張は、検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の誤った判断に基づくに過ぎず、この裁判は直ちに打ち切るべきだった。なぜなら、本件では間違った記載をした事実はなく、政治資金規…

オバマ再選で予想される事

オバマ再選で予想される事 1.予想通りオバマ再選となった。経済無策のオバマといわれていたが、相手が鼻持ちならないカネ持ちで、持論をすぐに変えて、暴論を吐くロムニーというマイナスイメージを最後まで払拭できなかった。中傷合戦の低次元な選挙戦で、…

許認可行政にメスを

許認可行政にメスを 大学村 原子力村が福島の事故を起こしたと批判されたが、同じような村で大学村もある。文科省の高等教育局、大学の事務局、大学の教授たちから成り立っている。この村が少子化が進んでいるのに、平気で大学と学部を作り定員を増やしてき…

リスクについて考える(8)

活断層はどのくらい危険か 何時ずれるか分からないような断層にカネを掛けて調べるよりも、断層がずれても原子炉の運転に支障が起きないような対策をニ重、三重にする事がより重要だ。どうせ地震学者は危険な断層だから、運転を停止した方がいいと結論するに…

リスクについて考える(7)

リスクについて考える(7) 技術は事故の歴史で進歩する 技術は後戻りしない 脱原発とか親原発というイエスかノーの二者択一論議はそろそろ終わりにして、昨年311の大震災後、これから日本をどのような国にしていくのかという議論をすべき時にきている。…

捏造された虐殺(2)

南京事件 1959年と1989年のチベット大虐殺、2009年にウルムチで発生したウイグル人の虐殺、1989年に天安門事件の虐殺などを中国の若者は知らされていない。それなのに、捏造された1937年の南京虐殺だけは知っている。南京大嘘のみ、この二十年間に中国ではト…

捏造された虐殺(1)

南京虐殺の真相 1.1937年12月、日本軍は支那事変を終結 させるため南京へ侵攻して占領した。「南京大虐殺」とは、その占領から約6週間の間に数十万人単位の人間が日本軍によって虐殺されたとする説だ。今では中国でもこれは捏造と言う人もいる。虐殺者3…