2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

社長の解任

経営陣不信任可決 株主総会で社長以下の経営陣が不信任を突きつけられて退任するケースはアメリカではごく普通のことで、あまりニュースにもならない。日本の企業ではテレビや新聞でも取り上げるほどの事件となっている。このニュースを受けて、その会社の株…

脳内物質と音楽

脳内物質 高周波数の音は胎児が母親の中で聞く母の声や血流音に似ているために、癒し効果があるとの説が音楽療法では言われている。音楽の中でも美しい曲の中に高音域を比較的豊富に取り入れたのはモーツァルトの作品群である。鶏舎や牛舎でモーツァルトの音…

米大統領選挙

追い詰められて 民主党の指名争いで、ほとんどノックアウト寸前のヒラリー・クリントン上院議員が相手のバラク・オバマ氏(46)の顔に対して、唾を吐いたような行為をした。最後まであきらめない理由として「1968年に民主党予備選を戦っていたロバート…

原油価格高騰の背景

原油価格高騰の背景 原油価格が高騰する理由としては、投機資金流入、新興国での需要増、供給サイドでの調整の三つが考えられている。サブプライムショックから株式や債券から資金が商品市場に流れたという投機資金説が根強い。投機資金説ならいずれバブルが…

羹に懲りてなますを吹く

羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く 耐震偽装建築をなくすために検査を厳しくする、多重債務者を救うために金利の上限を引き下げる、投資信託では元本割れで泣く人をなくすために証券会社での販売規制を厳しくするなど、すべて霞ヶ関の後追い行政だ。…

地球温暖化の真実

地球温暖化の真実 「地球温暖化を真実として鵜呑みにするのではなく、また、地球温暖化を陰謀として無視するのでもなく、現実のグローバルな規制動向にしたたかに対応する外交戦略こそが求められているのではないでしょうか。」との意見を木村剛氏がブログで…

火星への着陸

火星への着陸 日本時間で26日(月)昼ごろに、昨年8月に打ち上げられた探査機が着陸予定と報じられている。これまで火星への探査機着陸計画は13回あったが、成功したのは5回だけである。このうち3回はエアバック方式で火星に着陸してバウンドして静止するも…

外国人経営者

外国人社長 グローバル化が一段と進んで、日本の上場企業でも日本人でない社長が30人強もいるようである。有名なところでは日産自動車とソニーであるが、今後ますます増加していくものと予想されている。プロ野球の監督でも広島、ロッテ、オリックスなどで米…

世界平和指数

世界平和度指数Global Peace Index Ranks 欧米人特に英国と米国では、何事にも順位を付けるのが好きなようだ。イギリスのエコノミスト誌が運営する国際競争力についての分析機関(EIU)が「世界平和指数(GPI)」を発表している。評価項目は対外関係、兵器の…

サマータイム

サマータイム 毎年3月の最終日曜日に時計の針を1時間早めて10月の最終日曜日に元へ戻す「サマータイム制度」を導入する議員立法が検討されている。時計を1時間進めることで日中時間を有効活用してエネルギー消費量を抑えて、国民の環境意識を高めることがね…

人災と天災

人災と天災 歴史は時に残酷なことを続けるものだ。チベット騒動という人災に続いて、チベットの隣の四川省では大地震という惨禍をもたらした。8月に控えた北京五輪に浮かれていた中国に衝撃を与えた。世界の各地で起きた聖火騒動もこれで終了した。「禍福は…

米朝協議

米朝協議 4月初めに行われた米国と北朝鮮との2国間協議では、北のプルトニウム計画の全貌が示されて、ブッシュ大統領が退任する直前、この11月末までには、テロ支援国家リストから外される了解がなされていると米国で報じられている。北としてはブッシュ大統…

東京五輪

2016年東京五輪 3期目の都知事は今年の北京、2012年のロンドンに続いて東京五輪を旗印として掲げている。来年の11月のIOC総会で決着がつく話であるが、見通しは甘くはない。それまでの招致経費として150億円使うとされ、もしも誘致に負けたらすべて消えてな…

四川省地震

おから工事 地震発生の5月12日の午後2時から72時間を迎える。倒壊物からの生存率は過去の大地震からの推測によると、初日から80%、30%、20%と下がり、これ以降は5%以下となる。つまり素早い救出が必須であるが、中国政府は国際救援隊の受け入れを拒否した。…

財政事情

国の財政事情 財務省や政府を挙げての国の財政事情の悪化を取り立てて強調してきた背景には、言うまでもなく、消費税のアップを目指しているからである。騒動となっている高齢者医療制度の問題も、この制度を導入しないと増税しなければ財政は破綻するとのメ…

EUへの進出

EUへの進出 いまや27カ国で人口5億人という巨大市場になったEUは政治的経済的に日米に匹敵する規模となってきている。特に環境保護に関してはEU独自の規制を事実上の世界標準にまでする動きを強めている。日本での環境サミットでも、規制では産業界で足並み…

築地市場移転

築地市場の移転 東京都が進めている築地の中央卸売市場の移転先である豊洲の土壌から、シアン、ヒ素、水銀、ベンゼンなど汚染物質が検出されている。このような汚染された土地に生鮮食料品を扱う市場を建設することは不可能である。 地下2メートルほどの表層…

優柔不断外交

優柔不断な姿勢 「人の嫌がることはしない」というのは、日常生活では最低限のマナーであり基本的なことであるが、こと外交となればそうも言ってはいられない。ましてや理不尽なことでも平気で主張してくる相手に対して、国の代表としては相手にとって耳障り…

食べ残し

食べ残し レストランで出る刺身のつまは食べるなとは昔から言われていた。家庭では食べ残しの再利用は普通のことであるが、商売にしているレストランではありえないことだ。高級料亭で行われていた客が残した刺し身やアユの塩焼きなどの料理を別の客に提供し…

戦略的互恵関係

戦略的互恵関係 お互いにサミットと五輪開催という大イベントを成功させたいという思いは同じであるが、日本側では年金、医療保険、道路財源など、中国側ではチベット人権、食品安全などそれぞれに国内に難問を抱えている背景も同様である。 日中間に横たわ…

日本的経営の流れ

日本的経営の流れ 1979年に「Japan as Number One」という書物がハーバード大学のヴォーゲル教授によって出されて、その翻訳は日本でベストセラーとなった。内容は第二次大戦後、驚異的な速度で、質的にも量的にも米国に次ぐ経済大国となった日本的経営の優…

お土産はパンダ

土産はパンダ 支持率低下の首相にとって、中国主席を迎えて政権浮揚への機会を掴みたいところである。東シナ海資源開発、台湾との関係、チベット人権、大陸からの黄砂、靖国神社、社会の教科書、歴史認識、食品安全など日中間に介在するさまざまな課題がある…

支持率回復の方法

支持率の回復法 報道各社の世論調査で内閣支持率が急落したことについて「厳粛に受け止めるということだ」と首相は他人事のように述べている。共同通信社の調査では支持率が19.8%と10%台に突入、朝日新聞社の調査は20%、日本経済新聞社の調査でも21%とも…

憲法記念日

憲法記念日 日本国憲法施行から61年目を迎えた。改正手続きを定めた国民投票法案が公布されて1年が経とうとしている。与党が強引に可決した法案の成立過程から、同法に基づく国会の憲法審査会が未だに始動していないことは、立法府の権威とか危機とかという…

九条世界会議

九条世界会議 5月3日の憲法記念日を前にして、今年は幕張メッセで「九条世界会議」が開催される。タイトルは「世界は九条を選び始めた」という。1999年にオランダのハーグで開かれた平和会議からつながる世界的な動きで、地球市民パワーで対話と非暴力による…

レイム・ダック

レイム・ダック 残りの任期が1年未満となった時に、その責務にある人をレイム・ダック(lame duck)という。日本語では死に体という言葉が当てはまる。その地位にあっても、もはや誰も言うことを聞かず、当人も先が見えているので、やる気をなくしている状態…