2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自動車社会の終焉

トヨタ自動車の新社長 20代はこれまでは車の最大の購買層であったが、平均年収が200万程度で、20%は資産ゼロとなっているから、若者の人口減少に加えて、もはやこの世代は車には興味がなくなってしまったみたいだ。30代や40代でも、必要な時にはクルマはレン…

俺は解散を決められるか

解散は誰が決めるか昨年9月に就任後すぐに解散するはずだったが、延ばしに延ばしていよいよ煮詰まってきた。「解散は俺の手でやる。麻生降ろしが起きたら解散する」と強がっているが、党内からは「この政権が終わっても、自民党政権が続くことこそが名誉ある…

地方分権

地方の幻想 タレントから知事になってみたが、中央支配のお国では道路一つとっても、何もできなく、せいぜい地元の物産のセールスマンしかできないことが分かった。それでは人気のあるうちに、中央に進出して地方のために仕事をしたいと考えることは、彼にと…

財務大臣の財務活動

大臣の迂回献金 「貴社は業界におけるリーディングカンパニーの一つとして業界の結束の要」と与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は多額献金の中心となった商品先物取引会社「オリエント貿易」が2000年に発刊した40年史に祝辞を寄せていた。与謝野氏は商品先…

郵政と航空

株式会社とは 株式会社は誰のものかという議論をするつもりはないが、「株主のもの」であるというのも間違いない答えである。株主の負託を受けた経営者が経営に当たる。日本郵政はいまだ民営化したとはいえ、100%の株式を政府が所有しているから、間違いな…

惜敗を期して

惜敗を期して 首相 字が読めなくても、漢字が書けなくても、首相としてはあまり馬鹿にしてきたつもりはないが、都議会議員選挙の応援演説で「この選挙では惜敗を期して戦っている」という言葉を聞いたときには、背筋が寒くなった。単なる言い間違いというよ…

最後の手段 北朝鮮

国際連盟脱退 76年前の1933年に日本は満州国を認めない国際連盟を脱退して、日本は世界の孤児になる道を選択した。脱退まで日本は常任理事国であり、国際連盟事務局次長には新渡戸稲造博士が選ばれるなど、日本は連盟の中核的役割を担っていた。その後、日独…

イラン騒動

イラン騒動 トゥイッターtwitter イラン大統領選挙で、反米の大統領が大差で再選されたことに異議を唱える市民のデモでテヘランの街だけでなく、イラン全土が揺れている。これに関連して、米国務省当局者が無料のオンライン投稿&閲覧サービス「トゥイッター…

生物の種類&多様性

生物多様性の価値地球上から姿を消す生物が増えている。この原因が地球の温暖化によるものなのか、あるいは人類が生み出した化学物質によるものなのか分からないが、おそらく両方が関係しているものなのであろう。品種が絶滅すること、同じ品種でも種類が少…

UAWと官公労

権利と義務 ビッグスリーの経営破綻の原因の一つとして、UAW、即ち全米自動車労働組合の存在が指摘されている。組合員は自動車だけでなく、航空宇宙産業や農業関係者も含まれ、組合員は総数100万人と言われている。主たる活動は労働者の権利を獲得することで…

世襲政治家

世襲のこと 議員定数削減とか、世襲制の廃止とかいろいろと選挙対策の目玉にする案が出ていたが、すべてうまく運ばずに、改めて自民党総理の指導力が問われている。世襲制についての反対論に「息子や娘の中には親よりも優秀なのがいる」からという意見がある…

骨なしの方針

骨太の方針2009 2011年度には基礎的財政収支を黒字化、即ち、収入に見合った予算を組むことを目標としてきたはずだが、これを2019年度まで8年先に置き換えたのが、骨太の方針2009という。これでは一体どこに骨があるのか分からない。その上に、消費税率をこ…

首相の応援演説

都議選の応援演説 モーレツな勢いで都議選候補の事務所を回っている首相であるが、その応援はマンガ風としか言いようがない。どこでも「きょう初めて麻生太郎をナマで見た人?」が第一声で、これで手を挙げさせて笑いを取るのが決まり文句である。これだから…

翻訳サイト

自動翻訳サイト 自動翻訳サイトの記事を載せたら、まだ他にもあることが分かったので、追加の記事をまとめてみた。Exciteのポータルサイトを開き、メニュー欄にて「翻訳」を選択すると、「excite翻訳」サイトが開く。「言語」メニュー欄で英語の選択を確認し…

村上春樹氏

1Q84 村上春樹氏の新小説はネット予約だけで70万部という。早速に書店で山積みになっている部厚い上下の本をざっと見てきた。タイトルはジョージ・オーエル(1903-1950)の作品「1984年」からの連想であることは理解される。1949年に出版されたこの本では、…

ケインズの精神

ケインズ理解 J.M.ケインズ(1883-1946)は英国政府の役人として、1944年7月に戦後の経済体制を議論するブレトン・ウッズ会議に出席していた。第一次世界大戦の1919年のパリ講和会議にも出席したが、ドイツに対する過大な賠償に反対して英国では批判を浴びた…

長期金利の上昇

長期金利 償還期間が1年以上の債券、負債、金融資産などの金利であり、日本では残存期間が10年の新発10年物国債がその代表的なものである。企業の設備投資や個人の住宅投資など長期資金の需要と供給のバランスで金利が決定される。 ここのところ東京債券市場…

官僚機構の巻き返し

民営化という隠れ蓑民主党も賛成して政策投資銀行の完全民営化の撤回が決まった。あれほど官僚指導政治に反対を唱えていた民主党の賛成は理解できない。*http://www.dbj.jp/ 1999年に特殊法人改革で、日本開発銀行と北海道東北開発公庫が統合されて、資金の…

新GMの姿

The Obama Motor Co. 大統領は「唯一の選択だった」と国有化宣言をしたが、WSJ紙では表題のタイトルで「この決定は不幸な結果をもたらす」と厳しい記事を出している。背景には全米自動車労働組合UAWが控えており、この組織は大統領選挙では強力な支援をして…

霞が関のお笑い研修

官僚たちの漫才研修 お笑い芸人が様々な分野で活躍しているが、霞ヶ関でも研修会の講師を務めたはなしが新聞の片隅で報じられている。対人能力を高める狙いで、吉本興業の芸人を指導役として、今月初めに都内の国土交通省の研修所に集まり、若手官僚を対象と…

自動翻訳の実力

翻訳サイト 先にグーグルの翻訳サイトを使って、このブログをグーグル英語に翻訳する記事を書いた。今回はグーグル以外で翻訳サイトを持っているライブドアとヤフーのサイトにある自動翻訳サイトを使って、このブログを翻訳してみる。 ライブドアでは、まず…

エコポイントの不思議

エコポイント 「エコポイントは何か」という参議院予算会での野党議員の質問にたった環境大臣は「基本的な考えは・・・えーと」と言って、官僚の作成した資料をめくるだけだった。これほどいい加減な仕組みであることを暴露してしまった。 省エネ性能に優れ…

権力の言いなり報道

小沢スキャンダル 5月29日のNYタイムズの記事で、小沢スキャンダルが報道されている。内容は次の選挙で敗北が濃厚となった日本の支配政党が司法と大マスコミを利用して、反対勢力の党首を罠にはめた支配構造のスキャンダル報道となっている。 どこの国でもメ…

困った隣人

困った隣人 北朝鮮問題 洗濯機の音が煩いといって、殺人事件が引き起こされた。人は誰しも心静かに生活を営みたいと思っているが、それが関係のない人にかき乱されると、嫌な思いを抱き、ある線を越えると法律的、あるいは暴力的に排除しようと考える。 秋に…

FRB議長の講演

未来予測への疑問 米国の大学では5月から6月にかけて卒業式が行われる。日本の大学でのように、学長が卒業生を送る演説をすることもあるが、時の有名人が招待されてスピーチをするケースが多い。2005年にスタンフォード大学で行ったアップル社のJobs氏の演説…