2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ワールドカップ開幕

私でいいのですか 6月11日からW杯南アフリカ大会が始まる。開催場所に行くまで、飛行機を乗り継いで20時間以上もかかるし、開催地での治安の問題から、日本代表が出場するのに、国内ではこれほどに盛り上がらない大会はない。それだけではなく、どうみても日…

仕分け第3弾に思う

政治主導とは 自民党政権60年というが、実際にはこの政権を支配してきたのは、霞が関であったことが、政権交代後、徐々に明らかになってきた。現政権の様々な課題に対する混迷ぶりは、政治主導を掲げるこの政権にとっては予想されたことである。自民党政権下…

年金はどうなった

年金制度のその後 昨年夏の総選挙で民主党政権誕生の素因の一つに、消えた年金という言葉で象徴されていた年金問題があった。政権発足後、予算の財源や米軍基地問題ばかりで、この年金の話は消えてしまったが、依然として国民の生命と財産がかかっている重要…

宝くじビジネスの闇

宝くじを食う怪物たち 年間1兆円を売り上げる国営巨大ビジネスの実態が事業仕分けで示された。法で認められている公営ギャンブルには、大別して競馬、競輪、競艇、オートレースなどの公営競技と公営くじがあり、設備投資や専任競技者のいらない後者の宝くじ…

行政不作為の罪

アスベスト訴訟 アスベストは天然の鉱物繊維であり、耐熱性、絶縁性、耐薬品性に優れていて、高度成長期の1975年頃がピークで年間25万トン輸入されていた。現在でも約2万トンの輸入量という。日本でも江戸時代には秩父地方で産出され、石綿という名前で販売…

選挙が変わる

ネット選挙開幕 先進国ではどこでも実施しているが、日本だけはネット選挙では後進国で、中国のネット検閲と同じレベルで見られていた。ようやくこの7月に行われる第22回参議院選挙で解禁されそうだ。オバマ大統領誕生の裏にはこのネット選挙が大きな役割を…

東京も変わる

東京の新名所 山の手に住んで生活していると余り気が付かないのであるが、ここ10年の間に、東京もかなり変身した場所があることに気が付いた。六本木周辺の六本木ヒルズとか東京ミッドタウンは都心に近いから、訪れる機会も多いが、新橋駅からから品川駅にか…

監視されている

監視社会の到来 いまパソコンで何をしていますか? この記事は3年前の記事の再録である。現在はパスモとかタスポ,ETC,ネットバンクなどの便利な道具を使えば使うほど、個人情報はあるところで確実に記録されている世の中になっている。まさに個人情報管理シ…

ギリシャ語みたいだ

ギリシャの財政破綻 紀元前2500年頃から文字を駆使し、物事を根源的なところから追求する哲学という知的な営みをしてきた文明先進国のギリシャであるが、近年、さまざまな腐敗が積もり積もって、インチキな行政が暴露されてしまった。人口が日本の10分の1程…

宝の海は埋め立てられない

基地問題の解決の道 沖縄基地問題で、首相が自ら設定した5月末の期限が近付いている。1972年5月に日本に返還されてから、38年たつが、返還されたとはいえ実質的な米軍基地としての米国の支配は継続してきた。建設時には荒れ地で周囲には何もなかった普天間で…

改正貸金業法

お金が借りられない 自民党時代に作られたこの法律が、この6月18日に完全施行される。借主保護を目的とした法律で、すでに20%を超える利息については、過去にさかのぼって借主に返還する義務が消費者ローン会社に生じている。この過払い金返還請求では、悪質…

さらなる難題

B型肝炎訴訟 「人の命」というテーマを掲げている政権にとって、見過ごすわけにはいかない国の過去の不作為による病気である。50年以上も前に、世界保健機構WHOが注射器の使い回しによる肝炎感染の危険性を警告していたのも係わらず、これを放置してきた厚…

聖骸布

イタリア幻想曲 5月2日にローマ法王はトリノ大聖堂を訪問した。目的は公開されているキリストの遺体を包んだという聖骸布の展示会に出席するためだ。10年に1度の公開で、今回は4月10日から5月23日までである。この間、1日に5万人が訪れると言う。イタリア語…

立ち直れ日本

上海万博と日本 中国の威信を掛けた万博が始まった。日中国交正常化が1972年9月であるから、中国人で1970年大阪万博を見た人はほとんどいないと思う。あれから40年、日本は高度成長期を経て成熟社会へと変化してきた。今年はGDPで中国に抜かれて世界第3位に…

行政の無駄遣い

非常勤行政委員の報酬 先月末に大阪高裁で勤務実態がないにもかかわらず、地方自治体の非常勤行政委員に支払われている高額報酬は違法との判断が示された。極端な場合は、年に2日の勤務で90万円の報酬というから税金泥棒に等しい。県によって異なるが、人事…

子供手当の意味

子ども手当て 民主党がマニフェストで上げた子ども手当ての全額支給で議論が行われている。言わずと知れた財源のことである。財源不足なら国債という借金をすればいいとはならない重苦しさである。いずれ借金は返還しなければならないが、子どもたちが成長す…

日米関係の模索

米国との関係について 第二次大戦後、米軍基地について、本土での基地闘争ではいくつかの事例はあるが、日本の基地の7割を持つ沖縄のことが、これほどにも世間の関心を集めたことはない。沖縄でも、不平等条約と言われている日米地位協定に関するいくつかの…

誤り発注の悲鳴

キーボードの責任ではない パソコンのキーボードの配置はタイプライターからきていることは想像できる。よく使う文字を傍に置くと、立て続けに傍のキーをうつことで、機械的なトラブルが起きないように配置されている。タイプライターが生み出された初期のこ…

もんじゅ運転

電力事情 1995年12月に事故で運転停止した敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」の運転が再開された。この技術が完成すれば、核燃料サイクルができあがり、将来的にはウラン資源が枯渇しても、半永久的にエネルギーを自給することが可能な夢の技術である。それだけ…

消えた官房機密費

官房機密費 1998年に小渕内閣の官房長官を務めた野中広務氏が、先日放映された官房機密費の真実という番組で、年間12億円もの内閣官房機密費の使途を暴露した。自民党最後の麻生内閣で官房長官だった河村建夫氏はどさくさまぎれに、2億5千万円もの官房機密費…

暗号技術

暗号の2010年問題 現在使われている暗号技術は,暗号鍵が十分長いこと、解読の近道がないことによって、現実的な時間では解けないことから安全性が確保されている。暗号の解読にかかる時間は,コンピュータの性能向上によって短くなって来るし、また,解読技…

宇宙開発

日本の宇宙開発 国際宇宙ステーションISSでの日本人宇宙飛行士の活躍がニュースとなって、大きく報道された。子どもたちの宇宙への関心も深まったことであろう。しかしながら、実際にはどのような予算で、どのような仕事が行われているのか、知っている人は…

電波利権

電波利権の解放 新聞やテレビでは、ほとんど報道されないが、「電波利用料のオークション制度」とか「クロスオーナーシップ規制」という国民の知る権利に係わる重要な仕組みがある。これらが実施されると、既存の新聞やテレビには大きな打撃となるから報道し…