2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

検察の自己批判

目くらまし反省報告書 来年2月から取り調べの一部について録音・録画という可視化を指向するとされている。全面可視化ではなく、一部と言う表現が大問題であろう。何故ならば、どこを可視化するかは検察に任されている。自白の強要などの有無については隠し…

冤罪事件の原点

司法の問題点 裁判員制度が始まり、検察の腐敗が暴かれ、悪徳弁護士が増加して社会問題となり、今年ほど司法が話題となった年はないであろう。その中で、裁判官とその権威の頂点に位する最高裁判所には問題はないと世間では認められている。最高裁は憲法の番…

領土問題

「12月25日 のつぶやき」 goroh http://twitter.com/goroh 12月25日 つぶやきまとめ 16:59:北方領土 これまでにも4島を返すなどと何処にも書いてなくて、ただ係争地域で帰属に関する問題を解決するとだけしかない。昔からロシアはできるだけ南に領土を拡張…

官僚に屈した政権

霞が関の高笑い 民主党が掲げていた無駄の排除と公務員改革が挫折したことで、霞が関の高笑いが聞こえる。「肩たたき禁止」と「人件費2割カット」と二つの公約は完全に消えたどころか、各省庁とも大手を振って天下りをして、人件費は増大している。当初から…

消費税について

各国比較は無意味(2010-9-8) 日本は5%でG8の中でも最低だから、「税率を10%にしてもよい」と管首相が提案して、国民の理解が得られると思ったが、参院選挙で惨敗した。どこかの学者の説を引用して、「増税しても景気は悪くならない」とも言うが、全く説明…

政治決断の安売り

不支持のシンボル「八ツ場ダム」 やたらと政治決断をアッピールしだした首相だが、諫早干拓で「私なりの知見を持っている」と偉そうにいうが、高裁判断に対して「そうしましょう」と決めただけだ。政権発足時に目玉公約に掲げた「八ツ場ダム中止」をマエハラ…

モノづくりの見直し

方向を見失ったモノづくり 全世界60億人のうち40億人は年収30万円以下で生活している。その7割の28億人はアジアに住む。日本製品は高品質高価格だから、彼らには向かない。品質は高くとも機能を落として値段を下げる努力すれば、これらの人々に歓迎される。…

冤罪事件はなくならない

検察という揺り籠 独裁国家では逮捕されて起訴されれば100%有罪となる。日本は99%有罪となるから、独裁国家と日本との違いは僅か1%となる。これの起因するところは、司法界では現憲法で保障されている基本的人権よりも、明治憲法の国家権力が優先するから…

ドラッカー先生の神髄

ドラッカー先生の道 サラリーマンなら誰でも一度は手に取ったことのあるドラッカー先生の本である。いろいろあるが、「マネジメント」がそのエッセンスであり、仕事に悩んだり行き詰まった時に手にすると道が開けるかもしれない経営のバイブルである。内容は…

投資意欲の向上

12月18日 つぶやきまとめ 23:48:投資意欲 日銀の統計によると民間企業の現金預金は過去最高の205兆円になっている。成長の見込みのない日本に投資する意欲がないからだ。いくら法人税減税をしても、さらに企業預金が増えるだけだ。個人減税で消費意欲を増や…

安直な税制いじり

姑息な税制改革 「国民の生活が第一」とか「雇用、雇用、雇用」とか叫ぶ割には、何もしないでマニフェスト破りだけ続けていた首相は官僚に押されて、安易な税制いじりを始めた。いま直ちにやるべきことは、沖縄や硫黄島に行くことではなくて、デフレ脱却、雇…

10大謝罪事件

トヨタ・バッシング 米誌タイムが選んだ「今年の10大謝罪事件」で、トヨタ自動車の社長が第4位にランクインしている。どうやらアメリカでは未だにトヨタの禊は終わってはいないみたいだ。トヨタの米国への工場進出は、1980年当初に出た日産やホンダに遅れて…

名古屋市と阿久根市の改革

市長の戦い 名古屋市と阿久根市で市長が旧勢力を相手にして戦いを挑んでいる。名古屋市の河村市長は国会議員時代からマスコミにしばしば登場していた有名人だ。かたや、阿久根(あくね)市は殆どの人がどこに位置しているのかも定かではないだろう。この市は…

平和賞の波紋

ノーベル平和賞 科学関係の賞とは違い、平和賞は政治的な意味合いを持つことは必然である。それは受賞者に対する疑問として過去にも提示されて来た。昨年の受賞者であるオバマ大統領は、核兵器廃絶の演説をしただけで、具体的には何も成果を上げていない。中…

先送り決着 COP16

「12月11日 のつぶやき」 goroh http://twitter.com/goroh 22:36 COP16 菅首相はCOP16ついて「非常に大きな成果があった。 日本の原則的な立場を守りながら、同時に最大の課題だったアメリカ、中国に国際的な枠組みに入ってもらえる前進があった」と述べた。…

ドストエフスキー

カラマーゾフの兄弟 いわずと知れた文豪ドストエフスキーの最後の重厚な長編小説で「罪と罰」と並ぶものとされている。大学の先生方が新入生に読んでもらいた文学作品では、たいていのところに顔を出している。父親殺しの犯人探しというミステリーで、恋愛、…

本来業務を忘れた銀行

「11月30日 のつぶやき」 goroh http://twitter.com/goroh 16:54:銀行の役割 大手3大バンクは好業績というが、本来業務の融資残高が増加したのではなくて、金利低下による債券売却益というマネーゲームの結果だ。これでは日本経済が活性化するわけがない。…

クラウド利用

クラウド・コンピューティング ネットワークを雲の絵で表現することはウインドウ95の出た1995年頃から行われていた。明確な言葉としては、2006年8月に開催されたSES会議において、Google社CEOのシュミット氏がクラウドに言及したことで広まったといわれてい…

大学法人化第二期

大学改革 国立大学の法人化は建前としては、大学の自由度を高めて教育や研究の効果を上げることだったが、行政側での本音は予算の削減であったことは周知のことだ。この結果、高等教育への支出は対GDP比0.5%となり、OECD諸国の平均1.0%の半額となって加盟国…