米国

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米国の大統領選挙 ネットの利用
 ブッシュ氏が俺は未だ現役の大統領だと言っているうちに、既に次期大統領の戦いが始まっている。来年11月の選挙まで1年半以上もあるが、早くも民主党共和党とも候補者選びで加熱状態である。特に民主党ではヒラリー・クリントンオバマ上院議員の両候補は各地で本格的な選挙戦を始めており、歴史的にも異例に早い幕開けとなっている。大統領選挙は州ごとの選挙人選出による直接選挙であるから、莫大な選挙費用がかかる。

White House,DC

 公的助成金が各党での候補者選挙である予備選と大統領の本選挙で支給されるが、この助成金を受け取ると、独自の集金が禁止される。このため、ヒラリー氏は助成金を辞退して、知名度を生かした集金力で青天井の選挙資金を準備する作戦という。出馬表明と同時に開設したウエブサイトで、支持者からの献金受付を開始している。

 前回の例ではブッシュ大統領は予備選で助成金を辞退して2億ドルを集金し、本選挙では約7000ドルの助成金を受領して選挙を戦った。

 今回の選挙を特徴付けるものとしてはネットの利用であり、SNSの最大手である「マイスペース」では大統領選挙に向けた専用コーナー「インパクト・チャンネル」を開設している。ここで候補者は各自のページに演説のビデオを掲載したり、募金箱を設けたりすることが出来る。動画投稿サイトである「ユーチューブ」でも専用コーナーを設けて、候補者の動画が自由に見られることになる。
http://impact.myspace.com