ブラックカード

ブラックカード


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ブラックカードとは
 1980年代、ある日本企業のNY事務所で勤務した。アメリカの社会での私の信用度を実感できるようになったのは、1年ほど経ってからであった。日本と違って銀行からの自動引き落とし制度がないので、家で使ったガス、電気、水道、電話代などすべて、毎月送られてくる請求書をチェックして、個人小切手(PC)を振り出して支払う。クレジットカードも同じで、会社から交付されたAmex(アメリカンエックスプレス)は仕事で使うので、毎月、きちんと会社から支払われている。

Credit Card

 その他の個人のカードは自分でPCを振り出して支払う。こうして暫くたつと、アメリカの社会での私という個人の信用ができてきて、いろいろなカード会社がクレジットカードを発行してくれるようになる。そしていつの間にか、カードの山が出来ている。そのうちに個人でもAmexのゴールドカードやプラチナカードを手にすることが出来る。

 日本ではこのような各カード会社のステイタスにあるカードを総称して「ブラックカード」と呼んでいる。カード券面が黒色であることからこの通称が生まれたようだ。年会費も高く利用限度額も桁違いで、限度額の設定がないものも存在する。これらは、カード利用者本人からの作成希望に応じて作られるのではなく、カード会社が客の社会的信用度を斟酌して発行する。

 センチュリオンアメリカン・エキスプレス、年会費16万8000円) 、ダイナースプレミアム(シティカードジャパン、年会費10万円) 、ザ・クラス(JCB、年会費5万2500円) などで、24時間対応可能のコンシェルジェサービス(フリーダイヤル)が付帯し、電話一本でジェット機のチャーター 、各種チケット手配 、プレミアムチケット入手協力 等のサービスが受けられる。

 六本木ヒルズ東京ミッドタウンの商店街やレストランではお客の8割の人がこのブラックカードを利用していると言う。