小学生のパソコン族

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小学生のパソコン族
 今年4月に小学校に入学した学童は1999年生まれであるから、生まれたときには既にベッドの傍にあるパソコンを目にすることができた世代である。ものこころが付く前の1.5歳ごろには、親の膝に乗って、すなわちラップトップでPCを眺めることが出来て、奇妙な形をしたマウスなるものを親が動かすと画面が替わることを認識していた。そして親が画面を見て考えていたら、紅葉みたいな手で、親の手をマウスの方へ持っていこうとする動作をする。

小学生パソコン教室

 1995年にマイクロソフト社がウインドウズ95を世に出してから、世界は一挙にネットの時代へと突入した。その頃はまだパソコンも携帯電話も大学生には手を出せない価格であったので、大学の先生は自分の研究室に入れるパソコンを買うためにいろいろと努力をした。

 昨年の調査では、小学生全体の8割が家庭で何らかの形でパソコンを使用しているそうである。使用する目的は、低学年のうちはゲームなどでの使用が主だが、学年が上がるに連れてインターネットの使用率が急激に増える。

 さらにはブログをつくり、メールを交わし、小学生でも小説を書く学童も出てくる。パソコンやケータイは自転車なみになったと言われてきたが、彼らにとってはもはや空気みたいな存在になりつつある。