次世代テレビ

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次世代テレビ機器 有機EL
 薄型テレビではシャープに代表される液晶と松下に代表されるプラズマの激しい商戦が繰り広げられている。東京ビッグサイトで、フラットディスプレイの展示会「Display2007」が、開催された。Display2007では、同時に開催されている開発/製造関係の展示会「FINTECH JAPAN」と合わせて700社が参加しており、この分野においては世界最大の展示会となっている。ここで、ソニー東芝から、液晶とプラズマに次ぐ次世代ディスプレイパネルとして有機ELを使ったテレビが展示された。

有機EL
 有機エレクトロルミネッセンスは電流が流れると発光する有機材料を使うもので、明暗の差を示すコントラストでは、今の液晶やプラズマよりも数十倍の水準で鮮明な画像を表示できるものである。そして究極の薄型パネルと言ういわれは、その薄さにあり、ソニーが発表した今回の試作品モデルでは11型で3ミリ、27型で10ミリである。発売はソニーでは今年の年末、東芝では2009年としている。
 東芝はキャノンと共同でSEDの開発も進めていたが、キャノンが手を引いたので、この技術の先行きが危ぶまれている。
有機EL:有機Electro Luminescence
*SED:Surface-conduction Electron-emitter Display
     表面伝導型電子放出素子ディスプレイ