USBフラッシュメモリーの開発

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USBフラッシュメモリーの開発
 パソコンの外部記憶媒体として、長い間使われていたフロッピーディスク(FD)に替わって登場した親指ほどの半導体モリーであるフラッシュメモリーは日本人が開発したことを知らない人も多いと思う。開発者の舛岡富士雄氏がこのたびの春の褒章で紫綬褒章を受章した。1984年に東芝在職中にこの発明を国際学会で発表して、国内よりも海外では有名人であったが、漸く日本でも認められたと本人も苦笑している。


 すでに、携帯電話やアップルのiPodなどのディジタル機器の記憶媒体として広く用途は拡大して、その規模は国内だけで数兆円と言われている。94年に東芝を退職して東北大学の教授になっていたが、今年定年退職して研究開発を続けているそうである。これに開発資金を投資しているのが、中東の投資企業というから驚いてしまう。まだまだ日本の産業競争力強化のためにご活躍を期待している。