特待生問題

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特待生制度
 西武の裏金や楽天のTBS株問題もうやむやにしてしまうために、プロ野球連盟と結託して日本高校野球連盟持ち出してきた特待生問題のようにも思われる。マスコミでは大騒ぎしているが、高校野球の商業化を煽りそれで部数をのばしてきたのは新聞そのものであり、テレビ放送も他人事のように報道しているが、こちらも視聴率稼ぎで甲子園を売り物にしてきた張本人であろう。

 甲子園球場
 甲子園で名を売っている高校はどこでも、特待生を目の前にぶら下げて有望中学生狩りをしてきたことは前から常識的なことである。学生にとって規則やルールを守ることが大切であることを教えるいい機会であるから、憲章13条を遵守して特待生制度を全廃するのかと思っていたら、またまたこの話もうやむやにすることで終幕するという。

 これでは「ルールはあって無きが如し」と学生生徒に教えているような悪い教育の見本になってしまう。しかもこの決定には、美しい国作り内閣の文部科学大臣まで口を出して、ルールを破りなさいと進言している。

日本学生野球憲章違反となる特待生制度について、制度打ち切りによって就学継続が困難となる在校生に限り、卒業まで学校長や学内の審査機関の裁量で奨学金給付などを認める緩和措置を決めている。この決定では、何もこれまでと変えなくていいと言っていることと同じではないかと思う。まさに「泰山鳴動して鼠一匹」どころか、鼠0匹であり、世間を騒がして、すべてうやむやに終わらせてしまうと言う日本の官僚機構の見本みたいなことと思う。