温水洗浄便座

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温水洗浄便座事故
　「尻に火がつく」という事態が、文字通りに起きていたことには驚いてしまう。まさに、物事が切迫した状況といえる。業界団体のデータによれば、１９８４年から現在までに報告されている事故は１０５件という。このうち、ほとんどは便座部が加熱して発煙や発火したり、焼け焦げや変色が生じているものである。

Hotel,Paris

　
この商品は日本独特のもので、ニューヨークやパリの一流ホテルでもお目にかかったことは無い。東京のホテルでは一流でなくても常備しているし、最近では多くの家庭にも普及している。来日して、これを使用したアメリカ人はその快適さに驚いていたことを思い出す。最近では海外へも輸出ていると聞いているが、残念ながら、またまた品質日本の名が落ちた。

　事故を起こしたメーカーは「ＴＯＴＯ」、「ＩＮＡＸ」、「松下電工」の３社で、詳しくは業界団体のＨＰに記載されている。これらのメーカーから事故を起こす可能性のある製造番号も報告されているので、尻に火がつかぬうちに、早速点検することが大切である。
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