日銀総裁人事

日銀総裁人事
 3月19日に迫った現総裁の任期切れであるが、未だに後任を決めることができないようだ。金融政策は独立性を保たなければならないという理念から、霞ヶ関の官僚は不適当との論拠もあるが、誰がなっても、過去の日銀総裁の実績からは、通貨を安定させ庶民の暮らしやすさを向上させることとは無関係と思われる。1980年代後半にはバブル経済を演出し、90年代に入ってバブルを破裂させ、日本経済を深い闇の中に落としめた責任の一端は日銀総裁の金融政策にあることは明白であろう。
 
金利政策を継続して、世界の市場からは物笑いのネタにされ続けてきた日本の金融政策のかじ取り役にふさわしい人材が、霞ヶ関からか、日銀内部からかしか出てこないというのも不思議なことである。田中康夫氏が唱えているが、貧すれば鈍すということわざもあるが、富すれば鈍す人もいるし、地位が人を育てるとも言うが、地位が人を堕落させることもありうる。とにかく、日本経済を安定的に成長させ育成できる人材を見つけて欲しいものと思う。
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