首相の辞任会見

白けた辞任会見
 首相は昨夜、首相官邸で緊急記者会見を開き、首相を辞任する考えを表明した。午後9時半過ぎからの会見で首相は「新しい布陣のもとに、政策の実現を図っていかっていかなければならない」と述べて、辞任を決意した理由を語った。


 辞任理由として、ある程度は政策の方向性ができたこと、民主党から重要法案で協力が得られないこと、新しい体制で進むべきことなどを挙げたが、いずれの理由も納得できるものではない。説明はされなかったが、最大の理由は内閣改造でも支持率の回復ができなかったこと、自民党内部からの造反発言、公明党に意思決定で振り回されたことであろう。

 首相として進むべき方向に行き詰まったのであるから、ここは解散総選挙をして国民に、首相としての道がどうかという信を問うべきである。昨年9月12日に同じように辞任会見を開いた前首相と全く同じ風景の再現である。病気ではないから前任者とは違うと答えていたが、やはりこの人も病んでいることには変わりはない。臨時国会を開いて速やかに解散すべきである。これこそ首相が力を発揮できる唯ひとつの道である。
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