首相のもう一つのアキレス腱

公文書公開
公開された日本政府の公文書により、首位の父が経営していた旧「麻生鉱業」(現在の麻生グループ)の福岡にある吉隈炭坑に戦時中、300人の外国人捕虜がいたことが明らかとなった。この問題については、2006年の外相時代にNYタイムズなどで取り上げられたが、首相は一貫して否定してきた。


 日本政府の文書で明らかにされたので、NYタイムズでは早速、大きく記事にして、首相の政治姿勢をあらためて批判している。問題としているのは、外相時代についたウソが暴(あば)かれたからである。決定的な証拠が公開され、事実関係が明白となったのであるから、首相は自らこのことについて、説明する義務がある。

  たった一人の反乱で済むようなことではなく、ことは得意と自称している国際的な分野での問題である。内政だけでも四苦八苦している首相にとっては、弱り目に祟り目としか言いようがない。ここははっきりと態度を明確にして、この問題に正面から向き合わなければならない。
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