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上司にしたくない人
 選挙なしで3代続いた首相の支持率は、野党側に向けた頂門の一針で多少は持ち直したが、依然として10%台のものである。「支持率など見てはいない。各社によっていろいろ違うから、あまり気にしていない」と当の本人はコメントしている。見ていないで、どうしていろいろ違うことが分かるのか、ご自分で言っていることの矛盾に気がつかないお粗末さである。しかも民意を無視する厚かましさを示している。




 ところが、「いま景気対策が国民にとって優先順位1位だと思う」と、今度は国民を出しに使ういい加減な発言をしている。支持しないという都合の悪い世論調査は気にしないで、国民は景気対策を望んでいるから解散はしない、という自分勝手のご都合主義を許すわけにはいかない。

 最高権力者は好き勝手に何でもできることを利用して、政権延命工作を着々と進めているあくどさも有している。それは外交日程の作成と有識者会合という目くらましである。経済危機克服のための有識者会合なるものは、各界からテレビなどでお馴染みのタレントまがいを官邸に集めて意見を聞くという。

 せいぜい意見を述べる持ち時間は5分程度で、報告書にまとめるわけではなく、聞きっぱなしという仕事をしているというジェスチャーである。これに支払われる金が1人当たり30万円と推定されているから、呆れてものも言えない。もちろん呼ばれる有識者なる連中は、わざわざ集めなくても日ごろの言動から、何を言うかは分かっている。ついに、上司にしたくない人物の第一位に晴れて選出された。
http://career.jp.msn.com/article2/enquete/014.htm


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