外遊

恥かき外交


 新聞は遠慮してあまり報道しなかったが、北京での首脳会談後、普通なら両首脳が共同会見するはずであるが、一人で寂しく会見しただけである。要するに何しに北京まで出かけたのか戦略なしの外遊だったことを自ら証明した。豚インフルエンザ、不況対策、六カ国協議などの話をしたというが、全く成果はない。それどころか、冷凍餃子、ガス田などは事務局レベルでとか軽くかわされ、靖国神社への供え物奉納問題まで出されてしまった。



 北のミサイル発射で、国連では日本案が中国に蹴られているのに、何が戦略的互恵関係などと胸が張れるのであろうか。せいぜい気晴らしに訪れた日本文化センターで中国の漫画家と懇談して「キャラが立っているよなあ」などと上機嫌だったとは、オバカ首相には付ける薬はない。



 豚インフルエンザが蔓延し始めているのに、明日からは欧州に出かけて、専用機による大名旅行でGWを満喫するという。先進国でも最悪の景気落ち込みの日本をまともに相手してくれる国はない。英語自慢というが、あの発音はホワイトハウスでは速記録に聞き取れずと記入されている。またヒヤリングでも、記者クラブでは質問の意味を取り違えていた。1回当たり2億円も使って国益を損なう外交をする必要はない。この人にまだいくらかの支持率があることが信じられない。


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