衆議院解散

破れかぶれ解散

 本日午後には衆議院は解散する。解散の決定が首相の専権事項ではないことがよく理解されたことであろう。首相の心は12日の都議会選挙での敗北が決定した次の日にでも解散することで、自民党内の反首相の風を封じたかったはずだ。


 今のところ争点が何もない。解散の予約をすれば反対意見を閉じ込められると考えたのであろう。意地でも解散権を行使したいだけの解散だ。これから争点やマニフェストを作って選挙戦をするというが、市民不在の解散である。これなら、任期満了まで解散しないほうがましだった。

 週刊誌の予想によれば、都議選の結果から想定すると民主党の圧勝ということになる。自民党が自分で転んで崩壊してしまったのだからどうしようもない。別に民主党の政策を評価しなくても、この結果は受け入れなければならない。

 すでに霞が関では民主党政権を想定して、次官をはじめとする人事異動が盛んだそうである。相変わらず官僚たちの保身の素早さだけは、見上げたものである。民主党が政権を持ったら、まず霞が関の局長以上の首の挿げ替えをすることだ。これをしないと、おそらく何もできないであろう。その結果は来年の参議院選挙で民主党は敗北する。
http;//iiaoki.jugem.jp/