ウエブによる日食観察

皆既日食 ウエブ観察
SOLAR ECLIPSE 2009
 
 東京では部分日食であるが7月22日9時55分33秒に始まり、12時30分20秒に終了するから2時間半に渡る天体ショーである。直接に観察しなくても、当日は次のサイトで実況公開される。ウエブでは天気が悪くても観察することができる。天気予報では、当日は梅雨の戻りで、全国的に雲が多くて直接観察は出来そうもない。また、日食用メガネに不良品があると報道されているから、ネットでみるのが安全で確実である。
http://www.live-eclipse.org/
http://www.astronomy2009.jp/
http://www.yac-j.or.jp/tv/komorebi.html
http://eclipse2009.synapse.jp/


日食のピークは11時12分頃で、最大75%太陽が月の後ろに隠れる。日本で皆既日食が地上で見られるところは、屋久島から奄美大島の間で、その間にあるトカラ列島が観測の中心となっている。なお、福岡では90%、京都では80%、仙台では65%、札幌では50%の太陽となる。

 皆既日食は、1年に1回くらいの割合で、世界のどこかで観測することはできる。日本では46年ぶりで、次は2035年となる。日食が始まると、薄暗くなり始めて気温も下がる。観測するときは、専用のメガネを使うことをお勧めする。国立天文台のHPに観測方法が説明されている。

 月は地球に対して楕円軌道で周回しているから、地球から近くなったり遠くなったりする。月が地球から遠くなって、やや小さくなった時に日食が起きると、太陽を隠しきれずに、周りがはみだす金環日食になる。2012年5月21日に日本で金環日食を観測することができる。九州地方、四国地方近畿地方の一部で見られるという。

*世界天文年:1609年にガリレオが望遠鏡を製作してから400年
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html
http://travel.nifty.com/special/tokara2009/index.htm