ブログからミニブログへ

Twitterの利用 ミニブログ
ネットでリアルタイム反応が利用できるTwitterは"hyper real-time tool"、すなわち「即時口コミ情報」とも言われている。イランの大統領選挙とその後の混乱では、この道具が活躍したことが知られている。600万人のユーザーが登録している。企業の情報発信や市場開拓への活用が拡大している。ブログは時代遅れになるかもしれない。

関連する記事
*2009-1-5 http://iiaoki.jugem.jp/?eid=2707
*2007-7-26 http://iiaoki.jugem.jp/?eid=1125
*2007-5-2 http://iiaoki.jugem.jp/?eid=846


検索の王者であるグーグルでは、50ものTwitterの全アカウントのリストを公開して、広告や開発などに利用している。日本でも利用者数が増加して、日本IBM毎日新聞朝日新聞NHKなどでの登録が報告されている。

 始まりは「いま何してる?」という投げかけに、「そろそろ寝るよ」など、140字以内の「つぶやき」を投稿する短文のミニブログからだった。思いついたままを投稿できる気安さが売りだ。舞台裏や楽屋話のようなやりとりに向いて、速報性も高いことから、活用するマスメディアが出てきている。

 毎日新聞の例では「毎日jp」の個々のニュースの横に、ツイッターとリンクできるボタンを設置して、誰でもニュースに対してつぶやくことができる。今週、北海道で行われている男子ゴルフの試合では、サイトを開くと「つぶやく」という青色のボタンが用意されているから、Twitterの登録者は「遼君がんばれ!」などとつぶやくことができる。登録していない人は直ぐに「Twitterに登録する」をクリックすると簡単に登録できる。

 ネットユーザーにとっては、ツイッターの持つ手軽さと束縛のなさは、まことに居心地のよいつながりである。ニュースの速報性や親しみやすさを兼ね備えているこの道具は、ブログ形式よりも軽いから、若者には手軽さ、企業にとっては宣伝性から、ますます蔓延することと思う。もうブログは時代遅れとなるかもしれない。

http://mainichi.jp/
http://mainichi.jp/enta/sports/golf/
news/20090724k0000m050028000c.html