ロシアの不振

ロシアの怒り
   五輪が開催されるとテレビを始めとするマスコミが派手に報道するため、国内はまるで愛国心一色みたいとなる。五輪を国威発揚のために利用する国は世界中でも多く、純粋に競技を応援し、感動を共有しようなどという国の方が少数派だ。バンクーバー五輪で、日本はマスコミの期待に反して、銀3、銅2となり、結局金メダルは「ナシ」に終わった。
   


   米国と並ぶスポーツ大国であったロシアは今回、国別のメダル獲得数ランキングでは11位と大不振だった。ソチでの次期開催国のロシアにとっては、捨てておけず、大統領も首相も、五輪関係者は責任を取れと迫った。辞任しないのならこっちから解任してやると怒りが収まらない。
   
   日本でも、国費を使って選手養成もしているし、参加するための費用も莫大である。税金を支払っている国民には、もっと頑張れという資格はあるはずだ。今後の課題などと、関係者は呑気なことを言っているが、ロシアに見習えとは言わないが、JOC関係者や団長に対する成績不振の責任論ぐらいは台頭してきて不思議ではない。参加95選手中、それぞれの競技で、ベスト20に入った選手は、わずかに15名だけだ。これでは2年後のロンドン夏季五輪もほとんど期待できそうもない。
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