ITボケ

ITボケ 対策
  情報の入力、処理、出力は脳の重要な働きであるが、パソコンや携帯電話ばかり使っていると、入力に偏りすぎて、脳の機能は低下して、記憶障害などのボケ症状の恐れがあるという。電話番号や予定表は携帯が覚えているし、写真も携行しているから、人の顔や風景なども脳に焼き付けようとはしなくなる。道順を記憶しなくても、カーナビ通りに運転すれば目的地に着くし、電車やバスでは切符を買わなくても、パスモやスイカで間に合う。



 

  朝から晩までパソコンに向かう仕事をするSEは、1日の会話時間が1時間にもならない。人と話さず、相手の感情を読んで対応することもない。文字も書かず、何でもネットで問い合わせる。このような生活を続けていると、ひどい場合には、取引相手との挨拶や会話すらできなくなる。この病は自覚症状がないことで、相手に迷惑を掛けてもその認識はない。対策は人との交流であり会話である。



  「同じ話題を何度も繰り返す」、「約束を連絡もなく破ることが多い」、「話しかけても反応が鈍い」と言うようなことが、この病の初期症状と言う。報告、連絡、相談、いわゆる「ホウレンソウ」と「5W1H」は仕事の常識であるが、これだけはメールを使わずに相手の目を見て、口頭で直接することが大切だ。ITボケのチェックリストを下記に記すが、このうち5項目に該当すれば要注意である。

ITボケ対策チェックリスト


1.簡単ことでもパソコンで書く。

2.傍にいる人でもメールで連絡する。

3.同僚にお茶や昼食に誘われても断る。

4.連れ立って、飲み会に出かけることはない。

5.言葉が直ぐに出てこない。

6.手紙や文書に漢字が少ない。

7.頼まれたことを直ぐに忘れる。

8.約束をすっぽかす。

9.同じ話を何度でも繰り返す。

10.話しかけられても、会話が長く続かない。

11.最新の携帯電話機能を使いこなすことに余念がない。

12.車にはカーナビだけで地図は持たない。
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