相当困難な役職名

相当困難課長補佐
    地方公務員法に規定されている通り「給与は職務と責任に応ずる」はずであるが、お手盛りで自分たちの給与をできるだけ膨らませることに、頭を絞ってきた自治体の実態が総務省から報告されている。地方公務員の役職を複数の「級」にまたがるように給料表で格付けして、職務より上位の給料を支払う「わたり」は多くの市町村で採用され、これによる不適切な人件費は年間50億円にも達するという。
  

  一般の大企業では、課長とか係長などという役職は消えていく運命にあるが、公務員では、これこそすべてみたいに、いろいろな役職名が氾濫している。はじめ、このタイトルの名前を目にしたときには、とても課長としての役職をこなすには相当に困難であるが、長年勤めていたからお情けでタイトルを付与すると、このような名称になると思った。ところが、実際はその逆で、かなり困難な難しい仕事をしているから、唯の課長という名称では給与が足らないので、この名称で課長よりも多い給与を支払うために編み出された名称と言う。

  これだけに留まらず、課長、係長、主任にすべて相当困難とか特別困難などという階級があるというから、役人以外の普通の人はもう働く意欲も税金を納めることも相当困難となってしまう。これだけではなく、徒歩通勤手当、独身手当、寒冷地手当、制服手当など考えられるあらゆる手当が生み出されているという。税金や会費で賄われている組織は、一般の企業とは違って腐りやすいことがよく分かる。
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