次なる社会の構造

プラウト主義経
   プラウトとは現在の米国のように1%の富裕層が全資産の80%を保有しているというような富の集中が諸悪の根源であり、それをいかにして防ぐかという考え方を基礎としている理論と言う。英語ではProgressive Utilization Theoryの略で、PROUTとなる。1978年に米国の経済学者バトラ博士が次のような予言をしている。「資本主義は花火のように爆発する。」 、「2010年までに世界同時大恐慌が発生して搾取的資本主義は崩壊する。」 、「日本と世界は同時に崩壊する。大恐慌による混乱期を経てプラウト主義 経済による共存共栄の社会が実現するだろう。」


   共産主義社会主義は20世紀の終わりに終焉したが、資本主義的な競争社会も終焉を迎えようとしているという。資本主義崩壊後の社会システムの在り方を示すものの一つとして1995年頃から提唱されてきているものだ。宗教的な精神論じみて、経済学者からは馬鹿にされているが、資本主義に行き詰まりつつある現在、考える価値があるかもしれない。

   バトラ博士の理論によると、医療と教育については無料で保障すること,普通の労働者が最低限の生活を送れるだけの最低賃金を保障すること,最高賃金は最低賃金の二倍を上限とすることなどが提案されている。資本主義経済は2010年には終わり、プラウト理論に基づく新経済主義が台頭して、日本がその中心となるという。1960年から1980年ごろまでの日本型のシステム、すなわち終身雇用制や年功序列の社会に近いものとなる。
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