誰でも入力できる

タッチパネルの原理

タッチスクリーン

タッチパネルの仕組みはタッチした動作でスイッチを入れることだ。必要なことは、表示が見える状態で、どの位置をタッチしたかを判別できることである。 タッチパネルのしくみには多くの種類があり、それぞれに長所や短所があるため使い分けられています。最も使われて来たのがアナログ抵抗膜方式で、ガラス面の表面にほんの少しすきまを空けてフィルムを貼り付けている。フィルム面をタッチすると、圧力によりフィルムがたわみ、ガラス面の電極と接触して電気が流れる仕組みだ。これで信号が流されたことになる。原理は同じだがスマホではもっと進化した方式が使われている。

    コンピュータはオンとオフのスイッチのかたまりで、2進法の0と1とを判別して動作している。だから、無数のスイッチの装置とも言える。タッチと言う動作はスイッチに触れたことで、装置にある信号を与えたことになる。タッチパネルではパネルには碁盤の目のように電極が並んでいるスイッチが無数にあり、これはマトリクススイッチと呼ばれている。操作者がその面の一部に触れることで、縦と横の位置情報が検出される。15年前には電子手帳が流行ったが、これがタッチパネルのはしりで、この時には鉛筆のような棒状の道具を使っていた。これは物理的な接触により入力が行われていたが、現在では電気抵抗の変化で操作位置を検出する様式が主流となっている。

    キーボードに代わる入力方式で、まさに誰でもパソコンを動かす事ができる。アイパッドのおかげで、高齢者の利用者が増えてインターネットでの交流が新たなステップとなっている。また寝たままでも入力可能だから、病室でも気楽に利用できるなど様々な活用法が出ている。先日のバレーボールの試合でも監督がアイパッドを手にして選手交代などの参考にしていた。