平成24年賀正

謹賀新年2012

   2009年の元旦の当ブログで、1868年の明治維新、1945年の昭和維新に続いて、2009年は平成維新の第一歩と呼ばれるような姿になっていくことが期待を込めて語られている。族議員と官僚に支配されていた日本の政治機構の解体が進み、新しい日本の夜明けなどと書いている。


   あれから2年半が過ぎて、事態は期待に反して、もとの黙阿弥となっている。それどころか、ようやく日本経済も20年にわたる経済の停滞期を脱するかに見えた矢先に、大災害に襲われてしまった。この災害とタイの洪水での被害から見えてきたのは、日本の素材や部品技術の底力だ。日本が停滞すると世界中の組み立て工場に影響することが見えた。ここに日本の向かうべき道が見えている。

   自動車や電気製品の完成品では新興国との競争に勝つのは難しいが、完成品を組み立てる素材や部品では日本の優位性は変わらない。今後、日本が向かうべき道はこれらの方向での技術開発力だ。そのためには世界中からニーズを見つけ出し、そこから独特のシーズを育てていくことが大切だ。

   今年の予定は次のカレンダーに記されている。特に、主要国での首長選挙があるし、7月下旬からはロンドン五輪が開催される。
2012年行事予定入りカレンダー
http://www.maitown.com/soft/nannohi/cam2012.html

2006年元旦:日本の豊かさとは 緩やかな衰退
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=468
2007年元旦:グローバリズムがもたらした格差
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=1656#sequel
2008元旦:謹賀新年 2008年元旦
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=1651#sequel