終盤のロンドン五輪

終盤のロンドン五輪
精神力の弱さ
   今日は立秋だが、暫くはこの暑さが続くみたいだ。五輪も半ばを過ぎ終盤に入り、12日には閉幕式を迎える。北京の獲得メダル数は、金9、銀6、銅11だった。未だに金2では目標の15からは程遠い。新聞はメダルラッシュなどと伝えているが、銀や銅ばかりでは日本選手の土壇場での勝負弱さばかり目につく。ピンポン
   卓球界は変な世界だ。ポーランドやオランダのリーさんばかりではなく、米国、カナダ、ドイツの代表選手も中国系が圧倒的に多い。日本の代表にもいた。中国は選手を養成して、世界中に輸出しているような気がする。女子の団体では出場選手の40%が中国系という。いずれ卓球だけではなく、体操、バドミントンなどの世界大会では中国系ばかりとなるだろう。福原、石川、平野選手はそれでも何とか次々と現れる中国系選手を倒して決勝に進出した。相手は勿論、本国の中国選手だ。

ミスをなくす
   人は過ちを犯す「To err is human.」という。五輪を観ていて、スポーツは如何にしてミスを少なくするかのゲームだと分かる。ミスをなくすために毎日の鍛錬が必要だ。けれども最後には冷静さという精神力が重要と思う。日本はメダルラッシュと言うが、肝心の金が少なすぎる。ミスをなくすと言う事は言うまでもなく、スポーツに限らない。

ロンドン市街マラソン
   ロンドン市街を駆け抜ける圧倒的なアフリカ勢力の黒い旋風だ。途中で清盛を観ているうちに画面から消えてしまった日本の3人娘たちだった。カーブが多くて日本選手には有利だ等と評論家は言っていたが、コースがどうのこうのと言う問題ではなく、走る能力差の問題だ。世界レベルとは遠くかけ離れた日本の実力だ。


柔道からJUDOへ
   男子柔道ニッポン初の金ゼロとなった。篠原流の精神力柔道の敗北だ。「ゆとり教育はしない」と宣言して練習量を急増し、「石にかじりつく姿勢がない」といった精神論に頼る篠原監督のもとでは、これからの変革が具体的に見えてこない。アホな監督は素早く交代させるべきだろう。