リスクについて考える(8)

活断層はどのくらい危険か
    何時ずれるか分からないような断層にカネを掛けて調べるよりも、断層がずれても原子炉の運転に支障が起きないような対策をニ重、三重にする事がより重要だ。どうせ地震学者は危険な断層だから、運転を停止した方がいいと結論するに決まっている。予算ばかり使って何もできない無能な地震学者の言う事をあてにしていたら、この国は潰れる。

    活断層は日本国中に張り巡らされている。原発の敷地内はもとより、新幹線を横切り、トンネルや橋脚の下にもある。地震学者たちは今頃になって、断層だ断層だとわめきたてるが、彼らの言う予報は当ったためしがない。断層を調査したらこれは危険な活断層と結論付けるに違いない。

   そもlそも活断層の定義に学問的に確立したものなどは無く、実にあいまいなものだ。各学者の主観でその判定を行うなど、そのやり方にはあまりに弊害が大きすぎる。そのような曖昧な活断層という要素を原発の設置や運転条件に設定すること自体がナンセンスである。これだけメディアで活断層の報道があると、普通の人はこれがあると、すぐにでも大地震が起こり、福島が再現されると思ってしまう。その経済的損失たるや莫大なものだ。