許認可行政にメスを

許認可行政にメスを
大学村
    原子力村が福島の事故を起こしたと批判されたが、同じような村で大学村もある。文科省の高等教育局、大学の事務局、大学の教授たちから成り立っている。この村が少子化が進んでいるのに、平気で大学と学部を作り定員を増やしてきた。これに真紀子さんが一撃を与えたが、三つの大学には罪はない。だから不認可を取り消したのは正しい。


    真紀子さんの言う通り、今、大臣が設置許可を与えても、今から校舎などの準備にかかり、来年4月には学生を迎えられるわけがない。ところが、これまではこのような仕組みが平気で実施されて来た。設置が許可される前に、着々と準備が進められてきているからだ。3大学とも全ての準備が整っている。

    これまでに霞が関で進めてきた許認可行政が最大の問題である。何でも役人が取り仕切り、予算権限と許認可権限を持つ事で、日本のあらゆるシステムに思うように関与してきた。そして最後には自分が許可してきた組織に天下りで入り込む。このような仕事のやり方を根本的に改革する事で予算を大幅に縮小できるだろう。