霞が関のギャンブル運営

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霞ヶ関公営ギャンブル収益
 サッカーくじの「ととtoto」で、当たり籤が出ないことで持ち越された賞金が6億円にまでつりあがり、購入者が殺到してため、籤の発売が停止した騒動があった。そんなに売れているのなら、大いに儲かっているのかと思っていたら、いまや収益はほとんどないという。この籤は、文部科学省だけが霞が関主催のギャンブルとは関係がなかっただけに、文部官僚が必死になって日本蹴球協会と一緒になって作り上げたものである。

 toto


 主催元は「日本スポーツ振興センター」という特殊法人であるが、理事長以下、ほとんどの理事は文部科学省財務省からの天下りである。彼らは年収2千万円前後を手にしながら、肩書だけで仕事をするわけではない。だから、くじの販売に関して素人で、販売に関して不具合があっても手を打つこともできない。また、売り上げが落ち込んできても、何もしないのである。

 これ以外にも、あまり知られていないが、霞が関主催の公営ギャンブルには、競馬(農林水産省)、競艇国土交通省)、競輪(経済産業省)、オートレース経済産業省)、宝くじ(総務省)があり、それぞれは特殊法人が管轄している。

 そしてすべての法人で、その理事長以下各役員は、それぞれの官庁からの天下りの元官僚で占められている。本日は日本ダービーの開催日であるが、競馬は農林水産省の管轄である。緑資源機構汚職で逮捕者を出しているので、農林水産大臣が競馬場に顔を出すわけにはいかない。皇太子観戦ということで、首相夫妻は例によって顔をだし、誰も確かめたわけではないだろうが、馬券を的中させたと報じられている。こういうものでは位の高い人はたとえ的中させても公言はしないものである。