顔見世パフォーマンス

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選挙向けの顔見世パフォーマンス
 先週は富士山のすそ野に広がる青木ケ原樹海で僅か10分間のゴミ拾いをしていたかと思っていたら、3日の日曜日には、お気に入りの参議院選挙候補者である女性元アナを連れて、多摩川の河川敷で小学生を集めてゴミ拾いの清掃活動に参加した。きれいな日本をつくっていくことが大切と小学生を相手に得意に挨拶した後に、ワイシャツ姿で、いざゴミ拾いの作業を始めようと思ったら、河川敷は偉い人が来るというので、あらかじめ小学生全員できれいにした後であった。慌てて係りの人がかき集めたごみ袋から、ゴミを地面に戻させたという。教育が重要と絶叫している人が、小学生の前でこのようなパフォーマンスをしていいのだろうか。

 青木ケ原
 
 次には昨日5日の全国紙朝刊に、全面広告で登場している。広告元は政府の地球温暖化対策推進本部で、環境省はこのプロジェクトに30億円の予算を計上している。全国紙の全面広告は3000万円が相場というから、これだけで億単位の予算を使ってしまった。温暖化対策を口実として、税金を使った選挙パフォーマンスをしているのと同じようなものである。

 また、その内容たるやアメリカのゴア氏が提案しているもので、白熱電球を電球型蛍光灯に替えよういうものである。そうすれば寿命は6倍、電気代は4分の1ということを強調しているだけで、実際は価格が10倍ということは書いていない。それにしても、最高権力者はいつから電器会社のセールスマンになってしまったのか。