ベンチャー企業

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ベンチャー企業
 東京証券取引所のダウ平均は何とか維持されているが、ベンチャー企業などの新興企業の属する東証マザーズの株価はさえない。昨年年初では2800という指数であったが、現在は1000前後で低迷している。掘江氏のライブドア村上ファンドなどの株式取引に関する不正事件でベンチャーは何か悪いことをして金を儲けているというムードが蔓延しているようだ。その上に今回のコムスンの不正事件が判明して、ますますベンチャーの株が下がってしまうことになる。

 しかしながら、若い人が起業家精神を大いに発揮して、次々と新しい企業を興し、次なるビジネスモデルを開拓していかなければ、日本国はますます衰えてしまう。ちょうど25年前に米国では次々とベンチャーが起きてきたが、そのうち今でも成功して生き残っている企業は100のうち2か3程度といわれている。だからベンチャーは玉石混交であるのは当たり前のことであるから、不正事件が起きたからと言って、すべてのベンチャーを同じように考えてはいけない。

 海外の市場では、ロンドンやシンガポールの市場でも積極的にベンチャー企業の上場を誘致している。このままでは日本のベンチャー企業も海外の市場に上場するところが出てくる。日本の産業の活力を維持していくには、ベンチャーを否定するような気運が生まれるような、このままでは駄目である。最近、女性の起業家の活躍が目につくが、これからは彼女たちの活躍に期待するところが大である。