牛肉偽装事件

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牛肉偽装事件
 苫小牧市ミートホープ社の偽装が発覚して以来、介護保険詐欺のコムスン事件、都内のスパでのメタンガス爆発事件の影が薄くなってしまった。消えた年金問題だけは消えるどころか、官邸主導のボーナス返上策が裏目に出てますます燃え上ってしまった。


 ひき肉には犬や猫の肉が混ざっているという噂話は、子供のころから聞かされていたが、証拠もないから単なる話として聞き流してきたが、今度の事件が明るみに出てから、もしかして本当のことだったのかと思えてしまう。偽装の手口は様々で、この中には保険金詐取まで含まれているようだ。

 こともあろうか、このひき肉偽装のために開発された「攪拌機付きひき肉製造器」に対して、文部科学大臣表彰で創意工夫功労者賞が授与されていたのだから、霞ヶ関のお役人の頓珍漢な無能さ加減には、あらためて敬意を表しておこう。いまさら、表彰を取り消しても、文科省の迂闊さを公表するようなものである。

この社長は「別に悪いことをしていたわけではないが、この様なことはわが社だけにとどめておいてもらいたい」などと、いかにも自分のところだけではなく、食肉加工業界では当たり前のことをしただけと,うそぶいている。当分の間、スーパーなどで売られている、すでにパックされているひき肉製品は食べない方がよい。