太陽の季節 恐怖の光線

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太陽の季節 殺人光線
 梅雨が明けると夏休み、参議院選挙と続く中、世界的に太陽光線による皮膚がんの増加が警告されている。地球上の生物は、地上20〜40キロメートルの成層圏にあるオゾン層によって、太陽の発する有害な紫外線から保護されている。1982年に日本の観測隊が世界で初めて、南極の上空の成層圏でのオゾン量減少を観測した。そしてその後、熱媒体として冷蔵庫や暖房機に使われているフロンガスの削減について国連を中心として世界的な議定書が発効した。

Ultraviolet (UV) light has shorter wavelengths than visible light. Though these waves are invisible to the human eye, some insects, like bumblebees, can see them!

 紫外線は放射線と同じで、人類には見えない敵である。子どもの頃は夏になると、日に焼けて黒くなることを自慢したものであるが、今ではそういうことを奨励することもなくなった。ストーブの熱と太陽の熱ではどこが違うかといえば、同じ速度で考えた場合、前者ではピンポン玉が皮膚に当たる程度であるが、後者ではパチンコの鋼球かゴルフボールが当たるようなものである。特に、色の白い人ほどダメージが大きく、南極大陸に近いオーストラリアでは毎年新たに50万人が皮膚がんと診断されているという。

 南極大陸上空でのオゾン層の厚みの減少は、気象庁のホームページから算出してみると、30年前との比較では、ほぼ半分以下となっている。南半球だけではなく、日本の上空でもその減少が観測されている。対策はできるだけ直接、皮膚に太陽光線が当たらないようにすることであろう。
http://www.jma.go.jp/jp/uv/