北京五輪

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北京五輪と新4害
 衣食足りて礼節を知る。来年8月8日開幕の北京五輪を控える北京市では、市民の公衆道徳向上をめざし、さまざまな対策を打ち出しているが、どれも効果はいまひとつだという。市の幹部は「ハード面--建設分野--の環境整備は簡単だが、ソフト面--国民のモラル--の環境改善は困難」として、中国人の悪しき習慣を早急に改める必要性を強調している。北京オリンピック組織委員会執行部でも「北京市民のモラル向上も含む、ソフト分野全般のサービス向上は、北京市にとって最大の挑戦」と問題を取り上げている。
 
 北京市民の非文明的行為について、新4害と名づけてモラル向上運動を起こしている。4害とは、ゴミのポイ捨て、列の順番無視、どこでも喫煙しタンやつばを吐く、言葉遣いが悪い、の4行為である。これ以外にも、不衛生な公衆トイレや熱狂的中国人サポーターによる暴動行為などが国家の恥となるとして、国民への教育の徹底が叫ばれている。 中国人のモラルの低さが問題に。このままでは、文明国家として世界から認められないとの危機感が各方面に広がっているという 。