福田氏で決まり

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福田元官房長官
 後継者選びは自民党内での争いで、非常事態だからということを聞くと、それは党内のことでしょうと言いたくなる。派閥争いよりも、候補者の政策が十分に分かるようにな時間が欲しいので、選考は19から23日に変更したというが、何も論議が出ていないのに、早くも福田氏優勢といわれている。それならば、できるだけ早く後継を決めた方が空白ができないだけいい。
 
 小泉チュウドレンが、改革を止めてはならないと称して、再登板に期待を込めていたが、彼らの内情は選挙のときに見捨てられては大変というのが本当の心であることは明白だ。改革というが郵政民営化をはじめとして、すべてアメリカからの要求に応じていただけのことで、実態は日本のアメリカ化であることは明らかとなっている。格差を表すジニ係数はますますこのところアメリカの値に近づいている事からも明らかだ。改革というのは、やはり怪しい改革、すなわち怪革であったことがばれてきている。

 参議院選挙での敗北で、自民党も地方優先とか生活重視とか、民主党が主張していたことをそのまま飲み込んでいるところを見る限り、小泉改革はやはり怪革であったことを自ら認めたこととなる。それにしても、70歳を越えるご老体が次期首相といわれても、納得できる人はあまりいないと思う。大臣ポスト欲しさから、福田氏への流れが加速していくことであろう。それでも口の曲がった人よりはいいのかもしれない。