プロゴルフ

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日本のプロゴルフ
 米国のゴルフ界で、日本男子プロの実力に対して厳しい意見が出されている。アメリカで行われている世界選手権シリーズには、日本の賞金ランクで上位の選手が招待されていたが、初日から大差をつけられて最下位に近いところにいたからである。これだけではなく、毎年マスターズなどに招待された日本の選手は、せいぜいよくても20位程度であり、あまりにも世界の大勢との実力差がありすぎると指摘されている。もう下手な日本人プロを米国に招待しないほうがよいとの意見まで出されている。日本人プロの上位選手程度の実力なら、アメリカにはゴマンといるからである。


 日本国内での試合のコース設定がバーディの出やすい状況を作り出していることも、日本選手の技術向上が見られない一つの原因であるが、あまり難しい設定にするとバーディが出なくて観客が減るからという。コース設定の難易度が低すぎると、実力差が出にくくなり、その日の調子次第ではアマチュアの選手が優勝することもありうるわけである。

 このような温室みたいなゴルフ場で試合をしていて、いざアメリカの難コースに出ても、いいスコアを出せるわけがない。このままでは日本のプロ選手はアメリカでの試合から招待されなくなってしまうであろう。

 その他、ゴルフは技術的な実力以外にも、4日間を通しての微妙で強靭な精神的なタフさが要求される競技であるから、生活環境の異なる他国で試合をするには、技術コーチのほかにも、メンタルトレーニングのコーチも必要となる。女子プロの宮崎藍選手がなかなか勝てないのも、その原因がここら辺りにあるような気がする。