クリスマス商戦

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クリスマス商戦
 NYからは早くもクリスマス商戦の話題が届けられている。今年は例のサブプライムローンショックで、この商戦の先行きが懸念されている。ローンを支払えなくなった人々の住宅放棄が増えていることで、住宅の在庫が増加しているから、クリスマスどころではなくなるのではないかという予測である。
 
 しかしながらクリスマスといえば、金があろうがなかろうか、米国の人々には年中行事の一つとして欠かすことのできないことで、たとえ銀行に金がなくなっても、クレジットカードさえあれば、マイナスを見越してでも家族への贈り物を購入するはずである。クリスマスに対する米国人の考え方は日本人の感覚では到底理解できないことであろう。

 もしも、この予想が外れて、サブプライムで痛い目にあった人々が消費を手控えたとしたら、日本や中国への影響を無視できなくなる。米国のクリスマス商戦が不振なら、家電、ゲーム機などで日本企業や中国の企業へに与える打撃も大きくなろう。これから年末にかけての米国でのスーパーやデパートの売上げ動向に注視する必要がある。