無意味な国会論争

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のらりくらり内閣答弁
 はじまった衆院予算委員会での国会論戦を聞く限り、新首相の答弁はまるでご隠居さんの日向ごっこ論議みたいなもので、すべて一般論でのらりくらりと質問をはぐらかすことしか出てこない。これでは何のための国会論議かわからない。まるでテレビに出てくる評論家の話を聞いているような感じがした。

 前首相のほうがまだ、血相を変えて質疑に応じていただけ真剣味が感ぜられたが、それだから倒れてしまったのかとも思う。厚生大臣まで、社保庁への不信はまったく同じ認識と、民主党ミスター年金こと長妻議員にあっさりと同調してしまうお粗末さである。
 
 答弁の後で、首相は「こちらはひたすら低姿勢だ。理解をたまわることに徹した」とか言って、まるでクマさんハッさんのご隠居さん首相だ。背水の陣の安倍康夫内閣と真紀子さんにからかわれても、応援を頂戴したと言うし、民主党に何を追及されても、適切に処理するとアッサリ認めてしまうか、はぐらかすかのどちらかしかない開き直り政権としか言いようがない。