国営ファンド

http://iiaoki.jugem.jp/

国営ファンドSWF
経済新興国産油国の政府が巨額の外貨準備などを原資として先進国の有力企業へ投資攻勢をかけために、政府が管理と運用をうるファンドを政府系投資ファンドSWFという。その運用総額は世界で300兆円にも達するものと推定され、世界に1万あるとされる民間の投資ファンドの運用資産の2倍に達している。


 自国の主要な企業が外国政府の影響下に置かれたり、資源など安全保障上の問題も絡んでくることから、先進国では警戒感が強まっている。そのため、今週末からワシントンDCで開催されるG7財務相中央銀行総裁会議でこれに対しての規制のあり方が議論されるという。

 大手のSWFは現在、UAEシンガポールノルウェーサウジアラビアクウェート、中国、ロシアであり、米国の財務省では10年後には、運用総額が1000兆円を超えるものと予測している。日本の企業も当然にその標的とされおり、すでに株式時価総額の半分は外資系となっているが、そのうち半数はSWFと推定されている。巨額なオイルマネーは株式だけではなく、北海道日高の牧場にはかなりところに入ってきている。SWFの向かう企業に注目しておかなければならない。