日本の経済力

日本の経済力予測と投資
 昨年をピークとして日本では人口減少に転じて、このままだと今後さらなる少子高齢化が進むことになる。労働者の移民は正規には許されていないが、実態はさまざまな抜け穴でさらに増えていくし、高齢者や女性の社会復帰も一段と進展していくものと予想される。それでも、いずれは労働不足と消費市場の縮小を招き、経済大国からの転落が加速していく。世界の人口は現在60億人で、その内訳は中国13.3億人、印度11.4億人、米国3.1億人、インドネシア2.3億人、ブラジル1.9億人がトップ5カ国である。
 
 こうなると、これから日本企業で生き残れるのは、海外で生産や販売網を持つメーカーや輸出輸入を行う商社になるだろう。海外との接点を持たない企業や海外で稼げない会社は落ち目になっていく。海外投資の基本はその国の経済成長率に注目することだ。

 日本はGDP成長率2.2%であるが、中国10.7%、ベトナム 8.2%、香港 6.9%、タイ 5.0%、ドバイ(アラブ首長国連邦) 8.9%、モンゴル8.4%、ロシア7.3%、インド9.4%…などとなり、世界には日本の4倍--5倍あるいはそれ以上の加速度で成長している国がある。2010年には日中のGDPが逆転するとも、2020年にはインドに抜かれるとも予想されている。

 海外への投資にはリスクを伴うが、投資対象はその国の優良な基幹産業、例えば、銀行、石油、電力、通信、港湾、建設、不動産などに注目しておけばよい。日本で購入できる海外のETFを研究しておこう。
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