学力テスト

国学力テスト結果
 小学6年生と中学3年生を対象として今春に実施した結果が文部科学省から公表されている。計算などの基本的な知識は身についているが、応用力などで点数が劣り、課題が浮き彫りとなったというが、この様な結果は別に多額の予算を使ってテストをしなくても当然に分かっていたはずである。何故ならば、漢字の読み書きや四則演算などは、先生でなくても普通の大人なら誰でも教えることができるのである。


問題は小学校や中学校の先生方までが、この様な教えやすい事柄を機械的に教えることで満足していることである。算数の記述式の応用問題や国語の中から課題を出して文章を書かせるような教育は、大人数ではやりにくいので、先生方はどうしても教えやすい計算や漢字の教育に力が入ってしまうことは容易に想像できる。

 学童自ら考える力を養成していくには、どのような教育方法があるのか、先生方が自ら勉強していかないと問題は解決しない。自分自身のことを考えてみると、やはり小中学校で、考える教育を受けた記憶はほとんどない。 

 だから、一つの方法としては、徹底的に読み書き算盤教育をすることである。これにより、普通の人なら、そのような基礎的なスキルを身につけることにより、必然的に思考力や応用力が涵養されていくものと思う。知識を詰め込むことは難しくはないが、知恵をつけさせることは難しい。
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