食品偽装

食品偽装
 偽装はやりの世の中であるが、食品に関する偽装などの品質管理に関わるニュースが国内外で続出している。土産物として名古屋地区で人気の「赤福餅」は消費期限を長年偽装し、老舗としての信頼を裏切ってしまった。賞味期限と消費期限は、それぞれJAS法などで定められている。賞味期限は食品衛生法JAS法で「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間--期限--」と定められている。おいしく食べることのできる期限のようだ。お菓子など一般に長期保存が可能な加工食品に用いられている。コンビニなどでは賞味期限が切れた食品は販売していない。
 
 消費期限は食品衛生法及びJAS法において「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう」とされている。こちらは、安全に食べることのできる期限だから、消費期限を偽装した場合のほうが危険度は高く悪質といえる。

 忘れてしまはない内に過去の食品偽装をまとめておく。
1--2002年 1月23日、雪印食品の牛肉偽装が発覚。食肉卸業者が輸入牛肉を国産牛肉と偽り補助金を詐取した事件。
2--2002年 8月 6日、日本ハムの牛肉偽装・隠蔽発覚。輸入牛肉約4.3トンを国産に偽装した事件。
3--2006年 1月11日、不二家の埼玉工場--埼玉県新座市--が前年11月、消費期限切れ牛乳を使った洋菓子を出荷した事件。
4--2007年 6月21日、苫小牧市の食肉加工販売「ミートホープ」が豚肉を混ぜたひき肉を「牛ミンチ」として出荷した事件。
5--2007年 7月26日、香川県丸亀市「ふじや精肉店」が昨年12月から今年1月にオーストラリア産の牛肉1トン以上を国産と偽って学校給食用に納入した事件。
6--2007年 8月14日、石屋製菓白い恋人」の賞味期限改ざん事件。謝罪・回収された。
7--2007年10月12日、「赤福」が製造日を偽装した事件。
8--2007年10月20日、食肉加工製造会社「比内鶏」が「比内地鶏」と偽装した事件。別の鶏肉や卵を薫製にした商品を出荷。
9--10月30日、伊勢の土産物「赤福餅」の類似商品を製造・販売する和菓子屋「御福餅本家」--三重県伊勢市--が製造日を改竄。
10--高級割烹料亭「吉兆」でも偽装。
http://iiaoki.jugem.jp/