辞令は死刑判決

辞令は死刑判決になりかねない
 ライス国務長官は米国内外の1万強の外交官や外務職員に対して「あなた方は国を誇りに思い、いかなる困難も乗り越えて任務に貢献することを私は知っている」とのメッセージを伝えた。さらにイラクでの任務について「外交政策上不可欠であり、安全保障でも優先度の高いものだ」とその意義を強調している・
 
 バクダッドでは復興任務による業務拡大で外交官不足が生じていて50名足らずの人数が必要とされているが、自爆テロなどその身分の安全に対する懸念が高まり志願者がいなくなっているから、派遣候補者を強制的に赴任させる方針を打ち出している。

 ベトナム戦争以来、外交官はその意思に反して強制的に海外勤務に派遣されることはなかった。職員からは「辞令は死刑判決に相当する」と反発が出ている。ことほど左様に、イラク問題は何も解決には向かっていないことをはからずも露呈した出来事だ。
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