早くも白旗 年金

早くも白旗 年金名寄せ
 舛添厚労相は宙に浮く5000万件の年金記録で、氏名のない524万件の記録の回復について、「まだ15--は名前の確認ができていない」と説明して、「数--はどうしても名前が見つからないものが出てくるかもしれない」と述べ、「年内に完了できる」との約束を撤回した。

 今夏の参議院選挙で、最後の1円まで徹底して改修すると自民党は約束していたが、これは事実上の公約違反である。年金不祥、薬害肝炎などことあるたびに、大臣は「厳しい指示」を出しているというが、長年、霞が関で過ごしてきた役人には、馬の耳に念仏どころか、どく吹く風のようだ。


 この問題が明るみに出たときに、前首相があまりにも軽く、年度内にはすべて名寄せを完了すると宣言した時に、多少はシステムやコンピュータ関係に理解のある人は誰でも、そんなことはできないと思っていた。それでも最高権力者がするというから、お手並み拝見と考えていた人も多い。だから、別に厚生労働大臣の白旗に驚くことはない。このようないい加減な発言を繰り返す政府関係者に対しての不信感だけが増しただけだ。
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