中東和平会議
中東和平会議
アメリカには国立大学が3つある。陸軍、海軍、空軍の士官学校で、それぞれ、ウエストポイント、アナポリス、コロラドスプリングスに存在する。海軍士官学校のあるアナポリスはワシントンDCから東に車で60分のところに位置している。ここのキャンパスで、約50の国家、地域および機関の代表を集めて中東和平会議がアメリカ政府主催の下で開催された。この会議の実現のために、ライス国務長官は中東にたびたび出かけて、中東情勢に大きな影響力をもつサウジアラビア、イスラエルと交戦状態を続けるシリアからも代表団の出席を取り付けた。
ブッシュ大統領は士官学校の大ホールで、ライス長官のまとめた覚書を読み上げた後に、イスラエルとパレスチナの首脳と手をつないで成果を強調したという。残り任期1年となった大統領が和平実現へ貢献を示す政治ショーのようだったとNYタイムズでは述べている。覚書によると、2008年末までに合意達成という大目標が掲げられている。
イスラエルとパレスチナの双方は2週間の1度をめどにロードマップに従って交渉を続け、米国は行程表の実施状況を監視するというが、これですべてうまくいくとは参加した誰もが思ってはいない。
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